2月27日、米フロリダ州のデサンティス知事は、ウォルト・ディズニーのテーマパーク「ディズニーワールド」のための特別区域に対する実質的な監督権限を知事に付与することを認める法案に署名し、同法案が成立した。写真はディズニーワールドのカメラマン。2022年7月30日撮影(2023年 ロイター/Octavio Jones)

フロリダ州知事にディズニー「自治区」監督権限与える法律が成立

[27日 ロイター] – 米フロリダ州のデサンティス知事は27日、ウォルト・ディズニーのテーマパーク「ディズニーワールド」のための特別区域に対する実質的な監督権限を知事に付与することを認める法案に署名し、同法案が成立した。

この特別区域「リディー・クリーク改善地区」は、ディズニーワールドを誘致する目的で設置。ディズニー側がインフラの提供を受け、さまざまな自治権も承認されていた。

ただデサンティス氏が州の学校で性的少数者に関する教育の制限に乗り出すと、ディズニーがこれを批判し、両者が対立。州議会で今月、ディズニーに対する「報復」として、特別区域の監督機関の委員5人を知事が指名できるとした法案を可決させていた。

デサンティス氏は「政策の観点で基本的に弁護できない状況が続いていた。あるテーマパークに独自の政府を与えつつ、他の全てのテーマパークに異なる扱いをすることは、適切な政策ではないとわれわれは考える」と語り、新たな法律の正当性を強調した。

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