3月27日、海上保安庁は午前7時50分と同8時にそれぞれ北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。写真は北朝鮮の旗。クアラルンプールで2017年3月撮影(2023年 ロイター/Edgar Su)

北朝鮮が弾道ミサイル2発、日本のEEZ外に落下か 米韓の訓練続く

[ソウル/東京 27日 ロイター] – 日韓の防衛当局は27日午前、北朝鮮弾道ミサイル2発を東方向へ発射したと発表した。米韓が共同訓練を続ける中、北朝鮮は弾道ミサイルや巡航ミサイルの発射などを繰り返している。

日本の防衛省によると、北朝鮮は西岸付近から2発を発射。1発目は午前7時47分ごろ、2発目は同57分ごろ発射し、同省はいずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。最高高度は約50キロ、飛距離は約350キロだった。韓国軍は飛行距離370キロ程度と分析している。

米韓は定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を23日に終了したが、その後も着上陸訓練などを続けている。

北朝鮮は24日、核兵器を搭載可能な水中攻撃ドローンの実験を前日に実施したと公表。金正恩総書記は米韓合同軍事演習を中止すべきだと警告した。20日には地中のサイロから短距離ミサイルを発射した。

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