米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXは20日、開発中の大型宇宙船「スターシップ」の打ち上げ試験を初めて実施した。テキサス州で撮影(2023年 ロイター/Joe Skipper)

スペースXの大型ロケット、初の打ち上げ試験 発射後に爆発

[ボカチカ(米テキサス州) 20日 ロイター] – 米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXは20日、開発中の次世代型大型ロケット「スターシップ」の無人打ち上げ試験を初めて実施したが、「スーパーヘビー」と呼ぶロケットブースターが設計通り分離せず、発射後4分足らずで上空で爆発した。

スターシップは月や火星などへの有人飛行を目指す再利用可能なロケット。テキサス州の宇宙基地「スターベース」から打ち上げられ、90分間の飛行が期待されていた。爆発前の最高高度は約39キロだった。

スペースXは声明で、上昇中に複数のエンジンが停止し、高度を失ったことから「ブースターと宇宙船双方で飛行終了システムの指令を出した」と説明した。

ただ、スペースXの関係者はウェブキャストで、スターシップとスーパーヘビーが完全に統合した形で問題なく打ち上げることができたとし、今回の打ち上げ試験は成功したと表明。今回の打ち上げ試験によって重要なデータが豊富に得られ、さらなる試験を進めるための道を開くとした。

ライブキャストによると、ロサンゼルス近郊の本社で映像を見守ったスペースX社員からは、ロケットが打ち上げられた際だけでなく、爆発時にも大きな歓声が上がった。

マスク氏はツイッターで、社員向けに「スターシップのエキサイティングな打ち上げ試験おめでとう。次に向けて多くのことを学んだ」と前を向き、次の打ち上げは「数カ月後」になると明かした。

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