4月19日、英国は、中国の「秘密警察署」が国内に存在すると報じられている問題について、中国などが英国内で外国人に対して行ういかなる脅迫行為も容認しがたく、状況を捜査していると発表した。写真はフィリップ英犯罪・警察・消防担当閣外相。ロンドンで昨年10月撮影(2023年 ロイター/Peter Nicholls)

英、国内の中国秘密警察署を容認せず 「極めて懸念」

[ロンドン 19日 ロイター] – 英国は19日、中国の「秘密警察署」が国内に存在すると報じられている問題について、中国などが英国内で外国人に対して行ういかなる脅迫行為も容認しがたく、状況を捜査していると発表した。

17日には米当局がニューヨーク市マンハッタンのチャイナタウンで中国の秘密警察署を運営していた疑いで男2人を逮捕。英国はこうした警察に関する報道は「極めて懸念される」としていた。

フィリップ英犯罪・警察・消防担当閣外相は19日、英当局は世界100カ所にそうした警察が存在することを把握していると説明。「政府は外国人による国内での内政干渉と、国境を越えた脅迫行為を極めて懸念される事象と認識している。それは全く容認できず、こうした事象を阻止するためあらゆる措置を講じる」と述べた。

英国の中国大使館はコメント要請に応じていない。

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