5月25日、韓国軍と米軍は、北朝鮮からの「全面攻撃」を想定した最大規模の実弾演習を開始した。写真は同日、韓国・抱川の演習場で行われた米韓演習で、ロケットを発射する韓国軍。韓国国防省提供(2023年 ロイター/Yonhap)

米韓、北朝鮮の「全面攻撃」想定した最大規模の実弾演習開始

[ソウル 25日 ロイター] – 韓国軍と米軍は25日、北朝鮮からの「全面攻撃」を想定した最大規模の実弾演習を開始した。韓国国防省が発表した。

両軍から約2500人が参加し、北朝鮮との国境に近い韓国・抱川で5日間の演習を行う。演習には戦車、榴弾砲、戦闘機も参加した。

韓国国防省は「この演習で、北朝鮮の核とミサイルの脅威、そして全面攻撃に力強く対応するためのわれわれの能力と準備態勢が実証された」と説明した。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は先週、金正恩朝鮮労働党総書記は同国初の軍事偵察衛星の打ち上げに向けた最終準備を承認したと報じた。

米韓両軍は3月以降、毎年春に行う一連の演習を強化し、米空母や重爆撃機が参加する訓練などを実施している。

北朝鮮は米韓が合同軍事演習で「核の脅迫」を強めていると非難し、「戦争挑発者の狂気」に対して相応の措置を取ると表明している。

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