航行権の維持および安全で開かれた世界のシーレーンの確保に取り組むインド太平洋の同盟・提携諸国
米国とその同盟・提携諸国は、公海および世界の主要なシーレーン(SLOC)の保護を目的として、継続的に海上保安活動に従事している。
例を挙げると、保安活動の一環としてタイと米国が2023年5月に実施した「第29回協力海上即応訓練(CARAT)/二国間海上演習(MAREX)タイ」には、対潜戦(ASW)、海上船舶臨検(VBSS)、海洋領域認識(MDA)に焦点を当てた5日間演習が含まれていた。
軽巡洋艦「モービル(USS Mobile)」の艦長としてタイ王国海軍のフリゲート「ナレースワン(HTMS Naresuan)」、「バンパコン(HTMS Bangpakong)」、「クラブリ(HTMS Kraburi)」と共にタイランド湾での海上演習に参加したリチャード・スキネル(Richard Skinnell)米国海軍中佐は、「両国は海洋国家として、海洋と主権を保護するという役割の重要性を十分に認識している。今回の演習で学んだ教訓により、国際的な安定性の確立と世界の繁栄の推進に取り組む両軍隊の能力が強化された」と述べている。
関連記事
オーストラリア安全情報局(ASIO)のマイク・バーゲス局長はこのほど、外国勢力によるスパイ活動や越境弾圧について警告を発した。
豪アルバニージー首相は30日、年内に施行される子どものSNS利用を禁止する法律を巡り、YouTubeを禁止対象に含めると決定した。
日米豪印4カ国の海上保安機関が、相互乗船による初の「シップオブザーバー・ミッション」を実施。「自由で開かれたインド太平洋」に向け連携強化。
7月14日、オーストラリア陸軍は、米国から購入した「ハイマース」(HIMARS)ロケット砲の実弾発射を初めて実施した
海上自衛隊など日米豪3カ国海軍がロジスティクス協力強化の文書に署名。補給や修理体制が拡充され、地域安定への連携が一層進む。