警察はまず、ドイツで中国政府に反対するデモに参加したかどうかを尋ねた。 最初は否定したが、警察はアレックス氏が集会に参加している写真を見せた。アレックス氏はそれを認めざるを得なかった。そして、警察は単刀直入に「誰がデモの主催者なのか。参加者は誰なのか。参加者の特徴は何なのか」と尋ねた 。写真はイメージ画像(NICOLAS ASFOURI/AFP via Getty Images)

中国を旅行中の独系華人に中国警察が海外デモ参加者の情報提供を強要

7月8日、ドイツのメディアが報じたところ、アレックスと名乗る中国系ドイツ人が中国で中国共産党(中共)警察に拘束され、中国政府に批判的なドイツ国内の中国人の情報を提供するよう強要された。アレックス氏はドイツに帰国後、この事件の内容を明かした。ドイツの治安当局が捜査に乗り出したと報じられている。

ドイツの非営利調査報道組織コレクティブ(Correctiv)によると、アレックス氏は中国を旅行中、中国の空港で警察に取り押さえられ、小部屋に連行された。アレックス氏は警察から数時間にわたって尋問を受けたが、そのことをドイツに帰国してから『Correctiv』に明かした。

同氏によると、警察はまず、ドイツで中国政府に反対するデモに参加したかどうかを尋ねた。 最初は否定したが、警察はアレックス氏が集会に参加している写真を見せた。アレックス氏はそれを認めざるを得なかった。そして、警察は単刀直入に「誰がデモの主催者なのか。参加者は誰なのか。参加者の特徴は何なのか」と尋ねた。

空腹と渇きと恐怖の中で警察の怒鳴り声に耐えたアレックス氏は、ついに耐えられなくなって、知っている2人のデモ参加者の偽名を提供した。

同氏によると、「警察は特に参加者の名前に興味を持っていた」

アレックス氏のチャット記録によれば、空港で彼を尋問した中国警察は、その後も中国側に情報を提供し続けるよう求めた。

ドイチェ・ヴェレの報道によると、ドイツ連邦議会の自由民主党(FDP)の外交政策スポークスマンであるウルリッヒ・レヒテ氏と、CDU/CSU所属のユルゲン・ハルト議会外交委員会副委員長は、この件に関してドイツ外務省に中国への渡航警報を出すよう要求した。これまでのところ、ドイツ政府は渡航安全警告を更新していない。

ドイツ外務省は数日前に声明を発表し、中国系ドイツ国民にも領事による保護を受ける権利があることを強調した。声明はまた、「以前のケースが示すように、中国側は外国籍を取得した華人に対して、国際法義務を完全に遵守していない」と指摘している。

 

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