2023年3月13日に撮影されたメキシコ北東部、モンテレイ市の全景。イーロン・マスクが最近、自身の会社テスラの新しい電気自動車工場をこの都市に建設する計画するなど、最も経済投資が多い都市となりつつある。(Photo by JULIO CESAR AGUILAR/AFP via Getty Images)(Photo by JULIO CESAR AGUILAR/AFP via Getty Images)

中国依存からの脱却 メキシコが中国を抜いて米国企業の製造拠点になる可能性

米中関係はこの数年間こじれており、海外でのビジネスがより割高になっている。専門家は、メキシコが中国を抜いて米国企業の製造拠点になる可能性があると見ている。

不動産投資会社ルビ・グループ・キャピタルの創業者リカルド・ルビアーノ氏は、エポックタイムズに「製品はすぐに米国市場に供給される。私たちはメキシコとの文化的関係をよりよく理解している。米国の人口の30%はヒスパニック系だ。だから、メキシコのような国とは多くの相互関係があるのだ」と語った。

企業が製造拠点をメキシコや米国市場の近くに移す現象は、「ニアショアリング(国内よりコストが安く、地理的に近い国に業務を移転すること)」というトレンドの一部である。企業が海外ではなく近隣の国でビジネスを行うことで、輸送コストを削減するものだ。

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