米ハワイ州マウイ島のラハイナで発生した大規模森林火災の死者が少なくとも36人に達した。出火原因はまだ特定されていないが、米国立気象局は乾燥した植物と強風および低湿度により火勢が増したと指摘している。写真は8月9日、大規模森林火災が発生している米ハワイ州マウイ島の上空で撮影(2023年 ロイター/Handout via REUTERS)

マウイ島森林火災、死者36人に 史跡も焼失

[カフルイ(米ハワイ州) 10日 ロイター] – 米ハワイ州マウイ島のラハイナで発生した大規模森林火災の死者が少なくとも36人に達した。出火原因はまだ特定されていないが、米国立気象局は乾燥した植物と強風および低湿度により火勢が増したと指摘している。

同地では少なくとも3カ所で火災が発生している。当局によると、1万1000人以上の観光客がマウイ島から避難した。多くの道路が閉鎖されているが、空港は稼働しており、航空会社は運賃引き下げや増便により避難を支援している。

現地の報道によると、271戸の建造物が損傷または破壊された。歴史地区ラハイナでは、19世紀にハワイ王カメハメハ3世の宮殿があった場所を示す高さ18メートル超のガジュマルの木など、文化財も焼失した。

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス&ポリティカル・サイエンスのトーマス・スミス教授(環境地理学)によると、ハワイでは毎年山火事が発生しているが、今年は降雨量が少ない上に気温が高く、暴風域が近くにあるため、例年より早く大規模なものになったという。

関連記事
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]
オーストラリア政府が2030年までに再生可能エネルギーを82%まで増やす目標を達成するため、過去最大規模の再生可能エネルギー入札が発表された。全国電力供給網(NEM)向けに6ギガワット(GW)の新規再生可能エネルギー・プロジェクトが展開され、各州で多くの再生可能エネルギープロジェクトが進む予定だ。 西オーストラリア州では、500メガワットの再生可能エネルギー貯蔵発電の入札が始まり、国家エネルギー市場で注目を集めている。
オーストラリア、ニュージーランド、国際連合を含む国際同盟国は、4月にソロモン諸島が実施する国政選挙を支援するため、安全保障、ロジスティクスその他の支援を提供している。 防衛と警察要員に加え、太平洋の近隣諸国もソロモン諸島に財政援助を提供している。
17日にソロモン諸島で総選挙が行われる。今回の選挙では、好戦的で親中派の現職ソガバレ首相が続投するかどうかが注目される。しかし、国民には中国共産党傾斜と政治腐敗への鬱憤が募っている。