高智晟著『神とともに戦う』(14) 我が平民の母 3
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母は、先々まで見通すことのできる人だった。このおかげで、今日の私たちが存在する、あらゆる基礎が築けた。母は、長男と姉以外、すべての子を学校に行かせることに決めた。母のこの決意は、途方もない夢物語に近かった。しかし後に、次男以下みなそろって中学校を卒業したのである。この中学校で学んだ経験は、私たちそれぞれの運命を変えるのに欠かせない条件であった。物事の分かる歳になっていた次男は母を気遣い、中学進学を堅く拒んだ。だが、母のこの決定には相談の余地はなかった。この2番目の兄は極貧の逆境の中、中学を無事卒業した。このことは、この兄が後に軍隊に入り、また先々の道を切り開くために、極めて大きな意義があったのである。
子ども達の中で、とりわけ私の勉強のために、母は大変な犠牲を払った。私は小学校の頃から、基本的にほぼ「独学状態」だった。これは、貧しさ以外にも理由があった。父が他界した翌年から毎年、私と10歳の弟が、我が家のその年の前半の生命線を守ることになったからである。私は弟と、朝から晩まで生薬の材料を採り続けた。毎日昼間、酷暑の中、多くの危険を冒して生薬の材料を掘りに行った。伸ばした手の指先すら見えないほど暗くなってから、空腹でまともに立つのもままならない私たちは、ようやく洞窟に戻った。そして、栄養など一切ないお粥をすすると、倒れこむようにして眠りに就いた。ここで、母のもう1つの労働が始まる。母は、ほぼ徹夜で、私たちが持ち帰った生薬の材料を麺棒でつぶしてから長方形に固め、根筋を抜いて、それを1本ずつ並べた。夜が明けたら、日干しするためである。
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【大紀元日本8月8日】中国政府による人権弾圧を非難したため「国家政権転覆扇動罪」で投獄されていた中国の人権弁護士・高智晟氏(50)は刑期満了の7日に釈放された。関係者から早くも「今後も当局による監視が
米キリスト教系人権団体、対華援助教会の会長である傅希秋・牧師は11月10日のツイッター上で、中国の有名な人権派弁護士、高智晟氏(50)からの私信を公開した。11月3日に書かれたこの手紙の中で、健康な歯は3本しかないという高氏は、「政府は、私が歯医者に行くことは国家安全に脅威をもたらすと恐れるため、頑として治療を受けさせてくれない」と皮肉ながら、自身の置かれた現状を明かした。
中国の著名人権派弁護士、高智晟氏が新たな著書の出版を娘の耿格さんに委託する形で発表された。共産党が2017年に崩壊するとの大胆な予測を含んでいることもあって、海外から大きな注目を集めている。だが耿さんは、この本の出版が発表されてから高氏とまた連絡が取れなくなっていることを明かした。
法輪功を弁護したことで迫害されている人権弁護士は16日、6月に発表した新著を大紀元中国語ネット版に無料公開した。本は、中国当局による拷問や家族への嫌がらせ、共産党政権の崩壊と次世代の中国社会の予測をつづったもの。
中国共産党により、約十年前から迫害されている中国本土在住の人権弁護士・高智晟氏は、米大統領選前に「絶対にヒラリーに投票しない」との文章を大紀元に寄せていた。同氏の主張で、秘密警察から聞いたところによると、ヒラリー氏は中国人権問題に言及しないようにとの中国側の要求を受け入れて、高額な賄賂を受け取っていたという。下記はその文章の抄訳。