バイデン米政権は劣化ウラン弾を含む徹甲弾をウクライナに初めて供給する。ロイターが文書を入手したほか、関係者2人が述べた。写真は8月25日、ウクライナ南東部ザポロジエ州ロボティネ付近の戦場で撮影(2023年 ロイター/Viacheslav Ratynskyi )

米、ウクライナに劣化ウラン弾供給へ=関係筋

Mike Stone

[ワシントン 1日 ロイター] – バイデン米政権は劣化ウラン弾を含む徹甲弾ウクライナに初めて供給する。ロイターが文書を入手したほか、関係者2人が述べた。

来週発表される2億4000万─3億7500万ドル相当の新たな軍事支援に含まれる見込み。弾薬は米国製戦車「エイブラムス」からの発射が可能で、数週間以内にウクライナに届けられるという。

ただ、支援策の規模や内容はまだ調整中とした。ホワイトハウスは現時点でコメント要請に応じていない。

英国のアナベル・ゴールディ国防閣外相は今年3月、英国がウクライナに供与する主力戦車「チャレンジャー2」の弾薬の一部には劣化ウラン弾が含まれると表明。劣化ウラン弾は貫通力に優れているが、使用された場合に劣化ウランの粉塵が肺などの臓器に入り込み、健康被害が出るおそれがある。

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