岸田文雄首相は10日、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)出席のため訪れているインドのニューデリーで会見し、13日にも内閣改造と自民党の役員人事を行うと表明した。9月10日、ニューデリーで撮影(2023年 ロイター/Anushree Fadnavis)

13日にも内閣改造、岸田首相が表明 経済対策「大至急」

[10日 ロイター] – 岸田文雄首相は10日、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)出席のため訪れているインドのニューデリーで会見し、13日にも内閣改造と自民党の役員人事を行うと表明した。物価が上昇する中で経済対策を「大至急」行う必要があるとし、新体制発足後すぐ実行に移す考えを示した

岸田首相は11日に帰国後、翌日にかけて関係者と人事の調整を進める考えを明らかにした。具体的な内容については言及を避けた。その上で経済対策に言及し、「大至急行わなければならない」と語った。

岸田首相は「物価高から国民生活を守り、賃上げと投資の拡大の流れをより力強いものにする。必要な予算にしっかりと裏打ちされた思い切った内容の経済対策を実行したい」と説明。新体制発足直後から「スタートダッシュしていきたい」とし、その陣頭指揮を執っていくと述べた。

G20サミットに先立ち、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため5日からインドネシアを訪れていた岸田首相は、現地で中国の李強首相と短時間立ち話をし、中国側が批判を強めている福島第1原子力発電所の処理水放出について日本の立場を改めて伝えた。

首相はこの日の会見で、対話を重視しながら双方の努力で関係構築を進めていく観点から「私の考えをしっかりお伝えできたことは重要なことだった」と振り返るとともに、引き続きあらゆるレベルで中国と意思疎通を図っていく考えを示した。

岸田首相は一連の外交日程の中で、他の首脳らにも処理水について説明した。「各国における理解が着実に広がっている」との認識を示すとともに、「引き続き科学的根拠に基づいて高い透明性を持ち、丁寧に説明をしていきたい」と述べた。

首相は今月19日からニューヨークを訪問し、国連総会に出席する予定であることも明らかにした。

(杉山健太郎 編集:久保信博)

関連記事
岸田文雄首相は11日、米議会の上下両院合同会議で演説し、軍事活動を活発化する中国、ウクライナへの侵攻を続けるロシア、弾道ミサイルの発射などを繰り返す北朝鮮について具体名を挙げた上で、日本も米国とともに国際秩序を守る義務を負うと強調した。
政治パーティ券の裏金問題を受け法的な追及も高まるなか、自民党は13日に全国会議員を対象に行ったアンケート調査の結果を発表した。漏れや誤記載が確認されたのは85人に上った。2018年から2022年の5年間で、総額は約5億7949万円に達したという。いっぽう、調査は資金使途も問うておらず「不十分」との声もあがる。
最近実施された岸田政権に関する世論調査によれば、政権支持率は20%も届かず、所得減税政策も支持しないと回答した […]
岸田文雄首相は内閣改造を行い、19人の新閣僚を発表した。認証式を経て、第2次岸田第2次改造内閣が正式に発足する […]