9月13日、米与党民主党は、野党共和党のマッカーシー下院議長がバイデン大統領(写真)に対する正式な弾劾調査開始を委員会に指示したことについて、「ばかげている」「冗談」と嘲笑した。11日、アンカレッジで撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

米共和の大統領弾劾調査、民主党は嘲笑もバイデン氏選挙戦に影響か

[ワシントン 13日 ロイター] – 米与党民主党は、野党共和党のマッカーシー下院議長がバイデン大統領に対する正式な弾劾調査開始を委員会に指示したことについて、「ばかげている」「冗談」と嘲笑し、歳出法案さえ可決できない事実から国民の目をそらすためなどと批判している。

しかし、調査は2024年大統領選のバイデン氏再選に向けた選挙運動に影を落とす恐れがある。

不正行為の具体的な証拠が見つからなかったとしても、調査はメディア、特に保守的な報道機関の大きな注目を集めるとみられ、経済問題などに関するバイデン氏のメッセージが薄れる可能性がある。

共和党はバイデン氏が副大統領時代に息子ハンター・バイデン氏の海外事業から利益を得ていたと非難してきた。

ホワイトハウスは弾劾調査について、根拠がなく政治的演出だと非難した。

トランプ前政権のホワイトハウス当局者だったホーガン・ギドリー氏は「深刻な政治問題と法的問題の始まりになる可能性がある」と指摘。弾劾調査開始で、バイデン氏とハンター氏のビジネス取引を結び付ける証拠をメディアがこれまでにない形で取り上げることを期待すると語った。

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