「史前文明のベールを剝がす」(e.matsuoka / PIXTA)
「先史文明のベールを剝がす」

進化論、最大の嘘 中国のでっち上げ「長い尾羽を持つ恐竜」(下)

(続き)

SARS (Severe Acute Respiratory Syndrome重症急性呼吸器症候群)のパンデミックの時、中国疾病予防センターのウイルス学の首席研究員であり、中国工程院の院士でもある洪涛氏は、2003年2月18日に研究成果を発表しました。SARS患者の剖検肺サンプルからクラミジア(性感染症)が発見されました。

CCTVや新華社などの権威あるメディアは迅速に報道し、「SARSの病原体は基本的にクラミジアである」と報じ、その後、クラミジア説は「SARSは恐ろしいものではない」、「既にコントロールされている」という公式の「医学的証拠」となりました。

もしSARSの病原体が確かにクラミジアであれば、患者はエリスロマイシンなどの既存の一般的な薬を服用するだけで効果があるはずです。(クラミジア肺炎は一般的に散発的であり、つまり散発的に発生し、流行の可能性は低く、クラミジア肺炎の死亡率も高くありません。)

しかしその後、香港の研究機関はSARSの病原体はパラミクソウイルスであると発表しました。3月25日、米国疾病予防管理センターと香港大学微生物学部は、SARSの病原体はコロナウイルスであると発表しました。

その後、世界中の多くの研究所が次々とコロナウイルスを発見したと発表しました。4月16日、WHO (世界保健機関)はジュネーブで、世界中の研究者の協力により、コロナウイルスの一つの変異体がSARSの病原体であることを正式に確認したと発表しました。

文化大革命後、中国科学院の院士である何祚庥氏は、政治的な目的で、「反擬似科学」の旗印を掲げ、気功、人体特異機能などの人体科学に反対しました。

1999年4月、彼は天津の雑誌に記事を掲載し、億単位の人が法輪功を修練することで身体的、精神的に恩恵を受けているという事実を無視し、逆に精神疾患にかかる可能性があると中傷し、党と国を滅ぼす可能性があると誹謗しました。その後、天津の警察当局が理性的に声を上げに行った40人以上の法輪功学習者を逮捕し、4月25日には数万人による平和的な請願活動が行われました。

2004年の国際NGO(非政府組織)「法輪功迫害追跡調査国際組織(WOIPFG)」の報告書によると、2000年に設立された非政府組織「中国反カルト協会」は、実際に科学技術界の「政府」組織で、参加者は宗教また科学技術の身分を持つ党の幹部で構成されており、目的は江沢民政権と協力して法輪功を弾圧することでした。

この組織は、各地で法輪功を中傷する展示会、報告会、講演会、「百万人の署名活動」、ウェブサイト、映画やテレビの番組、出版物などの方法を通じて、中国および世界中の人に、法輪功の学習者が「迷信」や「反科学」であると思い込ませ、当局の弾圧行為は正当化されました。

法輪功への弾圧では、メディアを通じて法輪功を中傷する主張を拡散するだけでなく、中国の科学界で法輪功を実践する多くの知識人学習者が不法拘束され、自身の経験を通じて事実を明らかにすることができなくなりました。

例えば、中国科学院生物学研究所の博士である曹凱氏は、法輪功を修煉した後、長年患っていた目の難病が完全に治り、健康な体を取り戻しました。1999年の弾圧が始まった後、彼は身心に恩恵を受けた事実を中国政府に訴えましたが、何度も不法な拘束、拷問を受け、刑期も不明です。

皮肉なことに、「悪意を持つ科学者」によって「疑似科学」として批判されたものが、本当の科学的であることが証明され、逆に、疑似科学を批判する運動そのものが、実際は本当の疑似科学だったのです。

科学界が利益や政治によって動かされると、生命、物質、宇宙の本当の状況を理解することが難しくなるだけでなく、政治家が人々を殴る棒になる可能性もあります。科学の発展には革新と研究が必要ですが、根本的に崇高な道徳と真実を守る精神が人類に真の進歩をもたらすことができます。

(完)

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