木原稔防衛相(写真左)は10月5日、日本が米国製巡航ミサイル「トマホーク」の取得時期を前倒しすることについてオースティン米国防長官(右)と協議したと明らかにした。4日、ワシントンの国防総省で撮影(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

トマホーク導入1年前倒し、米国防長官と協議=木原防衛相

David Brunnstrom

[ワシントン 5日 ロイター] – 木原稔防衛相は5日、日本が米国製巡航ミサイルトマホーク」の取得時期を前倒しすることについてオースティン米国防長官と協議したと明らかにした。

木原氏は4日、就任後初めてオースティン氏と会談した。

米シンクタンクのハドソン研究所で5日に講演し、トマホークミサイルを2026年度から2年間で取得する予定だったが、当初より1年前倒しして25年度から導入すると述べた。

反撃能力のある国産ミサイルの開発に時間がかかるため、前倒しを決定したと説明した。

日本は中国を含む潜在的敵対国の攻撃を抑止するため、長射程ミサイルの導入を急ぐ。

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