10月9日、イスラエル軍による空爆後のパレスチナ自治区ガザ地区の様子。(SAID KHATIB/AFP via Getty Images)

アラブ・イスラエル間の5度の戦争 百年の確執

イスラエルはガザ地区に対する地上攻撃を開始する可能性が常に存在する。事態が進行すれば、これは過去百年間でアラブ人とイスラエル人との6度目の大戦となる可能性が考えられる。

イスラエル民族とアラブ民族との間の対立は、既に百年を超える期間にわたり存在している。これは宗教的なイデオロギーだけでなく、地域の政治的な対立も内包している。過去の百年で、5度の大戦が起きている。

第一次世界大戦中、中東を支配していたオスマン帝国は敗北した。その後、国際連盟は英国にパレスチナの一時統治を任せたが、英国の統治下で、ユダヤ人とパレスチナ人の間の民族主義運動が高まり、紛争が絶えなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
世界保健機関(WHO)のパンデミック対策の目玉として鳴り物入りで進められてきた「パンデミック協定」の最終合意が、またも合意不達のまま延期となった。この事は何を意味するのか
日本の象徴である富士山の山頂で、中国人観光客が突然、中国国旗を振りかざした。これに対してアメリカ海兵隊員と推測される人物が日本国旗を振り返した事がXで議論を読んでいる。この出来事から現代中国人の言動に大きな影響を与えている中国共産党文化の毒素が現れている
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす
米国の軍事行動によりイランが経済的・軍事的に窮地に立つ今、中東から中国・ロシアに至る世界の勢力均衡が変化している。同盟国欧州の非協力的態度を批判しつつ、トランプ政権による戦略的勝利の兆しを論じる