(Pierre-Philippe Marcou/AFP/Getty Images)

臓器狩りポスター展 大阪で10月25日から開催

「声なき声を届ける」ーー。大阪市阿倍野区で、中国の強制臓器摘出問題にスポットを当てた国際ポスター展が開かれる。

2006年、人権弁護士たちの徹底的な調査によって、中国共産党が背後にいる壮絶な国家犯罪が世界におおやけにされた。生きたままの無実の市民から強制的に臓器を摘出し、それを利用して莫大な利益を得る巨大な臓器移植ビジネスが、中国に存在する。

この問題について、2019年に英国で開催された「中国民衆法廷」は、「中国での強制臓器摘出が長年にわたり大規模に行われている」と判じた。しかし、これらの非人道的な状況を報じるメディアは極めて少なく、結果として、多くの日本人が知らず知らずのうちにこの国家主導の犯罪に加担してしまっている。

この深刻な状況を世界に広めるため、2020年に日本、台湾、韓国の人権組織らが共催でポスターデザインコンテストを開催。70か国からの1000点を超える作品が集まり、国際審査員の厳正な審査を経て、49作品が選出された。

今回、受賞作品を含むポスターの展示会が、大阪の阿倍野市民学習センターで2023年10月25日(水)から27日(金)まで開催される。展示は初日の14時から、最終日は18時まで。あべのベルタ3階に位置する会場へのアクセスは、大阪メトロ阿倍野駅からすぐ、またはJR天王寺駅から徒歩10分となっている。

 

開催日時:2023年10月25日(水)〜27日(金) 

                   10:00〜21:00

           ※(初日)14:00〜

           ※(最終日)〜18:00

会場:阿倍野市民学習センター ギャラリー

          あべのベルタ3階

アクセス:Osaka Metro阿倍野駅すぐ

                   Osaka Metro / JR天王寺駅から徒歩10分

関連記事
米議会の超党派議員は3日、ブリンケン国務長官宛てに書簡を送り、中国共産党による臓器狩りの阻止に向けた取り組みの […]
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国では5月1日より、違法な臓器取引を取り締まる新法が施行される。だが、長年にわたり死刑囚や囚人からの強制的な臓器摘出の証拠が絶えない中、新法でこの問題が止むのか。専門家は一様に首を横にふる。
中国の謝鋒駐米大使が20日、米ハーバード大学ケネディスクールで講演中、複数の学生活動家による抗議が起こり、演説は何度も中断された。抗議者は中国共産党によるチベット、新疆ウイグル自治区、香港での高圧的な政策を非難し、非合法な臓器狩りを糾弾した。
東京の江東区総合文化センターで4月中旬、中国臓器狩り問題を伝えるポスター展が開催された。展示ホールに並んだ作品 […]