11月8日、欧州連合(EU)のブルトン欧州委員(域内市場担当)は、動画投稿サイトのユーチューブと中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社に対し、違法・有害コンテンツからの未成年保護に向けた対策について説明を求める。写真はスマホ上のユーチューブとTikTokのアイコン。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで2020年9月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

EU、未成年保護策の説明要求へ ユーチューブとTikTokに

Foo Yun Chee

[ブリュッセル 8日 ロイター] – 欧州連合(EU)のブルトン欧州委員(域内市場担当)は、動画投稿サイトのユーチューブと中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社に対し、違法・有害コンテンツからの未成年保護に向けた対策について説明を求める。関係者が8日、語った。

関係者によると、ブルトン氏は9日に要請を送るとみられる。

ブルトン氏は先月、ティックトックに対し、11月8日までに公正な選挙や未成年の保護に向けた対策の詳細を示すよう求めていた。

グーグルの親会社アルファベットのピチャイ最高経営責任者(CEO)に対しても、EUでは企業は未成年を暴力的なコンテンツなどから保護する義務があるとくぎを刺した。

EUの新規制「デジタルサービス法(DSA)」は大手IT企業に対し、特に未成年向けの有害・違法コンテンツ対策の強化を求める内容で、アルゴリズムによる機能の透明性を高めることなどを義務付けている。違反すれば、売上高の最大6%の罰金が科される。

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