12月4日、米司法省は、キューバのスパイとして40年以上にわたり活動をしていたとして元駐ボリビア大使を起訴した。写真は2000年8月、当時のボリビア大統領と握手するビクトル・マヌエル・ロチャ被告。ラパスで撮影(2023年 ロイター)

米司法省、元大使を起訴 キューバのスパイとして40年活動

[ワシントン 4日 ロイター] – 米司法省は4日、キューバスパイとして40年以上にわたり活動をしていたとして元駐ボリビア大使を起訴した。外国のエージェント(代理人)による米政府への最も広範囲で長期にわたる潜入例の一つと指摘した。

起訴されたのは、2000─02年に駐ボリビア米国大使を務めたビクトル・マヌエル・ロチャ被告(73)。違法な外国代理人として活動した罪などに問われている。

ガーランド司法長官は被告が40年以上にわたりキューバ政府の代理人として活動し、米政府内で非公開情報にアクセスしたり、米外交政策に影響を及ぼしたりできる立場にあったとした。

司法省によると、被告は1981─2002年に米国務省で勤務し、94─95年にはホワイトハウスの国家安全保障会議に参加、06─12年には米南方軍司令官の顧問を務めた。

国務省のミラー報道官は定例会見で、情報機関のパートナーと協力し、長期的な国家安全保障上の影響を評価していく考えを示した。

裁判所への提出資料によると、米当局は被告が81年から米政府に対する秘密の情報収集を行っていたとしている。

関連記事
カリフォルニア州最高裁判所で係争中のフローレス事件では、フローレス被告は午後10時に犯罪多発地域で一人でいるのを警察が発見したとき、駐車中の車の後ろに身を潜めた。
フロリダ州最高裁判所は4月1日、2022年に署名された中絶禁止15週令を支持する待望の判決を下した。 この判決 […]
米ドナルド・トランプ前大統領の私邸から押収した機密文書が入った箱の中にある書類の順序が押収当時の状態と違っていたため、トランプ氏の弁護団は、裁判の期限を延期し、制裁を求めることも含む追加の申し立てを行おうとしている。
中共が海外の反体制派に対して展開する国際的な弾圧は絶え間なく続いている。
米フロリダ州のデサンティス知事は、同州の畜産業とその住民を保護するため、培養肉を公式に禁止する初の法案に署名し、同法が成立した。7月1日から施行される。