米空軍特殊作戦司令部(AFSOC)は6日、鹿児島県の屋久島沖で先月末に起きた輸送機CV22オスプレイの墜落事故を受け、同型機の飛行を一時停止すると発表した。写真は、2023年9月18日に行われたバルト海での米軍演習で戦艦に着艦するオスプレイ。(2023年 ロイター/Janis Laizans)

米軍、オスプレイの飛行一時停止 墜落事故受け

[6日 ロイター] – 米軍は6日、鹿児島県の屋久島沖で先月末に起きた輸送機オスプレイの墜落事故を受け、同機の飛行を一時停止すると発表した。

空軍特殊作戦司令部(AFSOC)は声明で「予備的な調査によると、機材の故障が事故原因となった可能性があるが、問題の根本原因は現時点では不明だ」と述べた。また、海軍も保有するオスプレイの飛行停止を明らかにした。

事故は先月29日に発生。墜落機は定期訓練中で8人が搭乗していた。米軍は事故後、安全を確認した同型機について飛行を継続すると発表していた。

AFSOCは「飛行停止により原因と勧告について判断するための徹底的な調査の時間を取り、空軍のCV22部隊が飛行業務に戻ることを確実にする」と述べた。

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