11日までに実施したロイター/イプソス調査で、2024年米大統領選に向けた共和党の候補指名争いでトランプ前大統領が同党支持層の支持率で圧倒的優位を維持した。ニューハンプシャー州クレアモントで11月撮影(2023年 ロイター/Brian Snyder)

米共和指名争い、トランプ氏の独走続く=ロイター/イプソス調査

Andy Sullivan

[ワシントン 11日 ロイター] – 11日までに実施したロイター/イプソス調査で、2024年米大統領選に向けた共和党の候補指名争いでトランプ前大統領が同党支持層の支持率で圧倒的優位を維持した。

トランプ氏の支持率は61%と、他候補を大きくリード。デサンティス・フロリダ州知事とヘイリー元国連大使はともに11%だった。

その他の候補は実業家ラマスワミ氏が5%、クリスティー前ニュージャージー州知事が2%で、残る8%は態度を決めていないと回答した。

トランプ氏が抱える一連の刑事裁判が、共和党支持層にほとんど影響を及ぼしていないことも明らかになった。

連邦当局は2021年1月の連邦議会襲撃事件を巡りトランプ氏が20年大統領選の敗北を覆そうと支持者をあおったとして起訴している。この主張を信じるとの回答は共和党支持層の4分の1未満にとどまった。

また、トランプ氏に反対する党支持層が、対立候補の誰か1人の支持にまとまる兆しもない。ヘイリー氏の支持率は9月時点の4%から上昇しているが、トランプ氏との差はさらに開いた。

党候補指名争いの初戦であるアイオワ州の党員集会は来年1月15日に開かれる。

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