鈴木俊一財務相は19日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、ウクライナへの支援に対する強い決意を改めて確認したことを明らかにした。写真は5月11日、新潟市で撮影(2023年 代表撮影)

ウクライナ支援へG7の結束確認、日本は追加で45億ドル用意=鈴木財務相

Takaya Yamaguchi

[東京 19日 ロイター] – 鈴木俊一財務相は19日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、ウクライナへの支援に対する強い決意を改めて確認したことを明らかにした。日本には総額45億ドルの追加支援を行う用意があることも説明したという。財務省内で記者団に語った。

日本が議長を務める最後の会合で、来年から議長国となるイタリアへの引き継ぎも行った。鈴木財務相はG7で「1年を通じてウクライナ支援を取り上げ、G7主導のもとで必要な支援を実現するとともに、ウクライナでの改革も着実に進展した」と総括した。

ウクライナを全面的に支えてきた米国は、支援が先細りつつある。ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は18日、米国は月内にウクライナへの追加支援を計画しているが、その後は議会が行動する必要があると述べていた。

*内容を追加しました。

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