スペイン中央銀行(写真)は12月19日に公表した四半期見通しで、2024・25年の経済成長率予想を下方修正した。7月19日、マドリードで撮影(2023年 ロイター/Guillermo Martinez)

スペイン中銀、今年と来年の成長予想を下方修正 民間消費が鈍化

Jesús Aguado

[マドリード 19日 ロイター] – スペイン中央銀行は19日に公表した四半期見通しで、2024・25年の経済成長率予想を下方修正した。インフレが予想以上に減速する一方で民間消費が鈍化しているとした。

今年の成長率は2.4%と予想。第4・四半期は前期比0.3%と予想した。22年は5.8%だった。

来年は1.6%と、前回の1.8%から下方修正した。

25年には1.9%に加速するととしたが、これまでの2%予想は下回る。「家計消費の見通し悪化」を要因に挙げ、金利上昇で信用アクセスが難しくなっていることが一因とした。ただ中期的には、消費が引き続き成長を主導するとした。

26年の成長率は、1.7%との予想を示した。

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