大統領選を控え、時事評論家らは台湾の人々に中共の認知戦の危険性を認識するよう呼びかける(中央社/大紀元合成)

中共解体こそ長期的な平和と安定への鍵=聯華電子創業者

台湾選挙前夜の1月11日、香港の実業家・袁弓夷氏は記者会見で、中国共産党(中共)の解体が世界の問題解決のテーマであり、「中共を打倒しないと、何をやっても時間の無駄だ」と述べた。

台北市信民両岸研究協会は11日午前、中国語セルフメディアによる台湾選挙観戦団の記者会見を開いた。米国、カナダ、豪州、韓国などの国から16人のセルフメディア関係者が参加した。聯華電子(UMC・台湾の半導体製造ファウンドリ)創業者である曹興誠氏、企業家の洪三雄氏、国立政治大学の李有潭教授も出席した。

袁弓夷氏は記者会見で、このイベントのテーマは実は中共の解体だと表明した。

香港は「終わった」と述べ、台湾、米国、日本、韓国での問題がすべて中共によって引き起こされたと指摘した。袁氏によれば、「中共を滅ぼさない限り、この脅威が存在する限り、長期的な平和と安定はありえない」との見解を示している。

 袁弓夷氏は、「中共は国際犯罪組織だ。過去100年間毎日犯罪を犯してきた」と述べた。

さらに、中共を解体させるべきだと主張して、「中共がなければ、世界は平和になり、何の問題もなくなる。中共を解体させるためにどれだけのエネルギーと資源を投入しただろうか」と問いかけた。

彼は、中国のGDPは中共が宣伝するほど高くなく、中共国は芯から腐っていると述べた。 「中共を解体させなければ、何をやっても時間の無駄だ」

聯華電子の創設者である曹興誠氏は、中共の悪事を伝えてきた。同氏は中共の無頼の本性とその邪悪さを理解してもらい、よもに(永遠に)中共を滅ぼすべきだと語った。

「共産党は世界のすべての問題の根源であり、世界の癌に近い。中共を打倒しなければならない」と指摘した。

袁弓夷氏(75)は香港の有名な実業家。カシオの時計を製造し、香港企業として初めてナスダックに上場したテレアートを含め、9社以上の会社を所有している。

2019年の香港逃亡犯条例改正案反対デモ以降、袁氏は2020年に中国での事業をやめ、「中共政権にいかなる貢献もしたくない」と語った。公然と香港国家安全維持法に反対し、「自分が立ち上がった唯一の目的は、中共を滅ぼすことだ」と明言した。

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