台湾総統選の民進党勝利 中共の選挙介入が裏目に
台湾の民進党の頼清徳(らい せいとく)氏と蕭美琴(しょう びきん)氏が台湾の第16代総統と副総統に就任し、民進党は3期連続で政権を担うことになった。米中関係の悪化と台湾海峡情勢の緊迫化を背景に、台湾の選挙は国際社会から大きな注目を集めた。選挙結果が台湾の内政、両岸、米中関係、米台関係に与える影響について、2人の専門家が見解を述べる。
シドニー工科大学の副教授である馮崇義氏は1月13日に、選挙結果は台湾情勢に注目していた人々に安堵を与えたとし「これは台湾人民の賢明な選択だ」と述べた。
選挙結果は、中国共産党が最も望まないものだった。中国共産党(中共)の選挙介入の手段はエスカレートし、偽情報の流布、台湾空域で軍用機の飛行、政治家への賄賂供与など軍事的威嚇や世論操作などの常套手段に加え、今回は初めて気球も使われ、総統選投票の24時間前まで、中共の気球5機が台湾の防空識別圏に進入した。
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