移動住宅が真夜中に火災!! 主人を助けるために愛犬が奮闘

 

 

先日、英国のある女性が事で住む場所と持ち物すべてを失いました。幸運にも彼女は愛に起こされ、間一髪で逃げ出すことができました。

事件が起きたのは2023年のクリスマス・イブ。英国のケント州セブンオークスに住む、エマ・チャーチルさん(34歳)は、凝った内装の移動住宅で寝ていましたが、突然の火事で目を覚ましました。 この移動住宅は、彼女の父親の家の車道に駐車されていました。

「この日の夜は普段通りでした」と彼女は地元メディアに語っています。「2022年、私はなぜか突然住宅手当が支給されなくなり、ホームレスになりました。その年はクリスマスを祝えなかったため、2023年のクリスマスを非常に心待ちにしていました」

午前1時、チャーチルさんはいつものようにベッドに入りましたが、約1時間後、愛犬「ドビー」の異常な吠え声に起こされました。

「ドビーは本当に泣き叫んでいましたが、普段はそのようにしません。さらに、地面を駆け回っていました」

彼女は「最初のうちは、ドビーが猫か犬の鳴き声を聞いて興奮したのかと思いました。だから静かにするように呼びかけたのですが、それでも狂ったように鳴いていました」と述べています。

ところが、チャーチルさんがしぶしぶ立ち上がると、大きな雨粒のような音が聞こえたのです。

「移動住宅の中はいつも寒いのですが、その日は暑く感じました。電気をつけようとしたら、電気が来ていないことに気がつきました。やがて、プラスチックの焼けるにおいがしてきました」

「その瞬間、私は『大変だ、いったい何が起こっているの』と心の中で思いました。そしてすぐに浴室に入り、窓から外の様子を確認しました」

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チャーチルさんが浴室のドアを開けると、オレンジ色の炎が窓の外に見えました。そして窓から顔を出すと、移動住宅の右側のすべてが燃えていたのです。火事だと気づいた彼女は、緊急通報番号「999」に電話をかけ、靴と上着とドビーを抱えて、急いで外に飛び出しました。

「火は大きかったです」。「煙がすごくて、火の灰があちこちに飛んでいました。 父の家の裏の小屋まで燃えていました」と彼女は言います。

10分後、消防隊が現場に到着しました。 しかし、消防車5台を駆使した消防・救急隊の懸命の努力にもかかわらず、火の勢いは激しく、瞬く間に燃え広がり、彼女の移動住宅、ペット小屋、父親の車庫と車もすべて燃えてしまいました。

「実際、私に残されたのはパジャマと上着一枚、そしてUGG(アグ)のスノーブーツだけでした。車の鍵も、薬も、書類もすべて焼かれてしまい、何もかも一からやり直さなければなりませんでした」

ほとんどすべてを失ったにもかかわらず、彼女は間一髪のところで救ってくれたドビーに心から感謝しています。

「もしドビーがいなかったら、どうなっていたか分かりません」。「ドビーは優秀な捜索救助犬で、とてもかわいくて優しい。 でも、彼が私の命を救ってくれるとは思ってもみなかったです」と彼女は語っています。

ケント消防隊の広報担当者によると、延長コードからの出火が原因であるといいます。幸いにも、この火事によるけが人はなかったそうです。
 

 

 

張雨霏