1月16日、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスによる昨年10月のイスラエル奇襲を受け、欧州連合(EU)は、ハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワール指導者を新たにテロリストと指定し、制裁対象に追加した。写真はガザ地区で2017年9月撮影(2024 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)

EUがハマス指導者をテロリストに指定、資産凍結や金融取引禁止

Piotr Lipinski

[ブリュッセル 16日 ロイター] – パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスによる昨年10月のイスラエル奇襲を受け、欧州連合(EU)は16日、ハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワール指導者を新たにテロリストと指定し、制裁対象に追加した。

欧州理事会がEU域内におけるシンワール氏の資産凍結と、加盟国市民による同氏との金融取引禁止を決定した。

ハマス最高指導者ハニヤ氏のメディア顧問タヘル・アル・ノノ氏はロイターの取材に「(イスラエルの)占領に対する抵抗は国際法に照らして当然のことで、制裁を課すという考え方はバイアスがかかっている」と批判。EUは二重基準(ダブルスタンダード)の外交政策をやめるよう求めた。

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