11月の米大統領選に向けたロイター/イプソスの世論調査によると、共和党の最有力候補と目されるトランプ前大統領の支持率が40%、現職で再選を目指す民主党のバイデン大統領が34%となった。2020年10月撮影(2024年 ロイター/Jonathan Ernst/Brian Snyder/File Photos)

トランプ氏支持、バイデン氏をリード 新たな候補者望む声も=調査

[ワシントン 25日 ロイター] – 11月の米大統領選に向けたロイター/イプソスの世論調査によると、共和党の最有力候補と目されるトランプ前大統領の支持率が40%、現職で再選を目指す民主党のバイデン大統領が34%となった。

調査は22━24日、全国の成人1250人を対象に実施。1月初旬の調査では両氏の支持率は拮抗しており、トランプ氏がリードを広げた格好だ。

ただ、回答者の約67%が「大統領選で同じ候補者を見ることにうんざりしており、新しい候補者を望む」としており、多くの有権者が大統領選で見込まれる選択肢に満足していない状況も明らかになった。

それでもなお、バイデン氏とトランプ氏のいずれかを選ぶことになれば投票しないという回答は18%にとどまった。

また、回答者の70%(約半数が民主党支持者)がバイデン氏は再選を目指すべきでない、56%(約3分の1が共和党支持者)がトランプ氏は出馬すべきでないとした。

回答者の4分の3は、81歳のバイデン氏が政府で働くには高齢すぎるとみているほか、現在77歳のトランプ氏が大統領に返り咲き、米史上最高齢の大統領に仲間入りすることについても、半数の回答者が同様の見方を示した。

無所属で出馬する反ワクチン活動家のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を含んだ場合の支持率はトランプ氏が36%、バイデン氏が30%、ケネディ氏が8%だった。

また、トランプ氏が支持率で共和党候補指名を争うヘイリー元国連大使を大きく引き離していることも分かった。新たな調査によると、トランプ氏への支持は64%、ヘイリー氏の支持は19%となっている。

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