2024年2月2日午後、神韻ニューヨーク芸術団が、鎌倉芸術館での第三回公演を行なった。(藤野偉/大紀元)

神韻鎌倉公演、音楽プロデューサーが称賛「悠久の歴史を感じる踊りと音楽」

2日、日本を巡回公演中の神韻芸術団が、神奈川県の鎌倉芸術館での第三回公演を行なった。米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、中国で失われた伝統文化の復興を掲げ、世界各国の劇場で上演している。この日も、世界最高峰を誇る中国古典舞踊と音楽の舞台に、観客から賞賛の声が届いた。

音楽プロデューサー「悠久の歴史を感じる踊りと音楽」

2024年2月2日午後、音楽プロデューサーで会社経営者の川上祥登さんが、神韻ニューヨーク芸術団の鎌倉芸術館での第三回公演を鑑賞した。(張穎/大紀元)

この日、音楽プロデューサーで会社経営者の川上祥登さんが公演を鑑賞した。「踊りと音楽と歴史観が素晴らしい。2018年から見にきていて、コロナ禍の2年ぐらい公演に行けなかったけど、昔より良い。映像も含めて規模が全然違う」と称賛した。

川上さんは、かつて大手レコード会社の代表取締役を務め、数々の有名歌手、ヒット曲のプロデュースに携わった。「僕はクラシックからジャズ、演歌まで、日本の音楽を60年もやってきたけれど、神韻の音楽は素晴らしい。一言で言えばスケール感とメロディーがすごく中国風で、悠久の歴史を感じる。世界でもあまりない感じ」

「踊りは素晴らしいよ。14人から10人という編成で一糸乱れぬ動き、男性も女性も跳躍感がすごいね」と語った川上さん。田園に咲き満ちる花々を表現した女性舞踊が一番気に入ったという。「花のような大きい扇子を手に持って一体になって動くのが、最高によかった。個々が連携して輪になったりする、あれは素晴らしかった」

舞踊劇の演目では、古来の美徳を伝える寓話的な物語から、共産党政権の弾圧に遭う信仰者を描いた現代劇まで、歴史絵巻のような世界が展開される。「今、日本は過去の良い伝統とか慣習が薄れていて、人間性や温かみがなくなってきてるじゃないですか。ここではそういうものを感じられて良かったなと思います」と川上さんは語った。

中国本土で今でも続く精神修養法・法輪功への迫害については、「僕たちは現実にはそんなものはありえないとずっと思っていたけど、いろいろ情報が入ってくるからそうなのかと思うようになった」という。

「もっと多くの人に観にきて欲しい」と語る川上さん。「高校の同窓会だとか大学の同窓会とか、いろんなところでPRしている」という。

健康関連会社経営者「身のこなしが神業、本当に素晴らしい」

2024年2月2日午後、健康関連会社を経営されている丸本恵子さんが、神韻ニューヨーク芸術団の鎌倉芸術館での第三回公演を鑑賞した。(藤野偉/大紀元)

この日、健康関連会社を経営されている丸本恵子さんが公演を鑑賞した。「一糸乱れぬ姿、統一された動き、身のこなしが神業で、本当に素晴らしいと思いました。どれだけ練習されているのでしょうか」と舞踊の妙をたたえた。

「個人的には、孫悟空の演目が素晴らしかった。子供の時から絵本などで読んでいますので、楽しかったです。本当にきれいでした」

丸本さんは複数の健康関連会社を経営しているほか、東洋医学や中国の古代思想をベースに心身の健康や幸福について学ぶ美容食育アカデミーの代表を務め、関連書籍も出版している。

古代中国の音楽には「治癒」の目的があり、漢字の「薬」は「音樂」の「樂」に由来するとされる。「人はストレスや感情で病気になったりしますので、体調の悪い人にはこの公演を見てほしいなと思います」と丸本さんは語った。

「オーケストラがまた素晴らしいですよね。生で聴けることにびっくりしました。美しさと音楽との調和、それに歴史を感じますね。私たち日本人の心にも通じる佛さまや神さまがたくさん出てくるので、感銘を受けました」

神が伝えたとされる中国伝統文化の復興を掲げる神韻芸術団だが、神を否定する共産党政権が統治する現在の中国本土では上演ができない。「ニューヨーク発というのが不思議に感じたんですが、背景を聞いたらそういうことかと感じました。本当は中国の皆さんに見せてあげたいのだと思うんですけれど、私たちが伝えていって、日本や世界に広がればいいなと思います」と受けとめた。

今年で創設18年目を迎える神韻は、現在8つの同規模の芸術団を抱え、それぞれが世界ツアーを行っている。昨シーズンには24か国の200近い都市をめぐり、数々の世界トップレベルの劇場で満員の大盛況を記録した。

丸本さんは「今度また、私の弟子をたくさん連れて行きたいなと思いました。私は今まで全然知らなかったので、今日は感激です」と喜びを語った。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

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