2024年2月3日午後、神韻ニューヨーク芸術団が神奈川県の鎌倉芸術館での第四回公演を行なった。鎌倉での全4公演はいずれも完売となり、盛況のなか閉幕した。最終公演のフィナーレは万雷の拍手に包まれた。(藤野偉/大紀元)

神韻鎌倉公演が閉幕 「総合芸術として完璧」音楽カメラマンが感無量

3日、日本を巡回公演中の神韻芸術団が、神奈川県の鎌倉芸術館での最終公演を行なった。米ニューヨーク発、古典舞踊と音楽の舞台公演を通して、失われた中国伝統文化の復興を掲げる神韻芸術団。鎌倉での全4公演はいずれも完売となり、盛況のなか閉幕した。6日と7日には、初となる北海道・札幌での公演を迎える。

コンサル会社社長「子供の頃から好きな中国に出会えた」

2024年2月3日午後、コンサルティング会社社長の鈴木雅一さんが、神韻ニューヨーク芸術団の鎌倉芸術館での第四回公演を鑑賞した。(藤野偉/大紀元)

「中国は大好きですが、仕事の関係でコロナ前に何回か中国に行って、あまり良い思い出はありませんでした。でも、今日は子供の頃から好きだった中国に出会えた気がしました」。そう語ったのは、この日の公演を鑑賞したコンサルティング会社社長の鈴木雅一さんだ。

「こういう中国をもっともっと知ってもらえたら。今日はかなり勧められて来ましたけれども、正直言って想定外の喜びを感じています」

神韻公演では、西洋と東洋の魅力を併せ持つオーケストラの生演奏が舞踊を引き立てる。

「中国に昔からある楽器といわゆるオーケストラと、非常によく調和が取れていて、素晴らしかったです。二胡の音色は前から好きだったんですけれども、テクニックもすごかったですよね。音色そのものが持つ奥行きの深さをしみじみと感じることができました」

「西遊記が楽しかったですね。西遊記のストーリーは何回見ても心が踊ります」と語った鈴木さん。伝統や道徳が破壊された現代中国を描いた演目には「考えさせられた」という。「やっぱり人間は自由じゃなきゃいけないなと思います。一つの考え方を押し付けられて、それが良いと思っている今の中国はちょっと悲しいですね」

中国五千年の歴史が持つエネルギーを感じ、関心を高めるきっかけになったという。「今日は、中国のことをもっといろいろ考えてみたいと感じましたね」

2024年2月3日午後、神韻ニューヨーク芸術団が神奈川県の鎌倉芸術館での第四回公演を行なった。鎌倉での全4公演はいずれも完売となり、盛況のなか閉幕した。写真は開場前の劇場入り口の様子。(藤野偉/大紀元)

音楽カメラマンが絶賛「息をするのも忘れるほど素晴らしい」

この日、音楽カメラマンの田中恵さんが公演を鑑賞し、「総合芸術として完璧、オーケストラが本当に素晴らしい」と絶賛した。「ダンスも好きなんですけど、私はライブ演奏をいつも撮っているので、二階席からオーケストラピットが見えて本当に素晴らしかったです」

田中さんは二胡演奏家のプロダクションに携わるカメラマンで、中国公演を担当したこともある。神韻鑑賞は今回で二度目。「毎年内容が違うと聞いたけれど、今回は前と全然違いました。今回はすごく私のツボにはまって、息をするのも忘れるほどでした」と感激を語った。

「バイオリンと二胡がすごく同調していて素晴らしかったです。二胡はもともと人の心に響く音楽ですけど、レベルが違うというか、やっぱり一流。いつも聞き慣れてるのとは違う、本物中の本物、トップ中のトップの演奏が聞けて感動しました。中国の方の二胡には敵わないと、同僚とも良く言ってるんですよ」

神が伝えたとされる中国文化の復興を目指す神韻公演では、悠久の中国文化に育まれた美徳や善性を表現した歴史絵巻のような世界に観客を誘う。「私は前世で中国にいたと言われたことがあるんです。初めて二胡を聞いた時から、これは私が探していた音だと思っていたので、やはり縁があるんです。そして今ここにいる。感無量です」

「日本ではタブー視されることもありますが、神様はいると思います。今日は純粋に芸術を楽しみに来ました。私は恵まれています」と語った田中さん。神韻がさらに世界に広がることを願っているという。「ビジュアル的に楽しくて、言葉はいらなくても楽しめる、素晴らしい総合芸術です。一瞬一瞬が全て、トレーニングの集大成なんですよ。みんなに見て欲しいです」

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

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