パキスタンの与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」(PML─N)の広報担当者は2月13日、シャバズ・シャリフ前首相(写真)が新たな連立政権のトップとなり、次期首相候補になると明らかにした。イスラマバードで昨年7月に撮影された、政府提供写真(2024年 ロイター)

パキスタン与党、シャリフ前首相を次期首相候補に指名

Asif Shahzad Ariba Shahid Gibran Naiyyar Peshimam

[イスラマバード 13日 ロイター] – パキスタンの与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」(PML─N)の広報担当者は13日、シャバズ・シャリフ前首相が新たな連立政権のトップとなり、次期首相候補になると明らかにした。

8日に実施された総選挙は、どの勢力も単独過半数を確保できなかった。パキスタン人民党(PPP)はこの日、政権樹立に向けPML─Nを支持すると表明した。

PML─Nの広報担当者はX(旧ツイッター)への投稿で、シャバズ氏の兄であるナワズ・シャリフ氏が同氏を指名したと明らかにした。

シャバズ氏は兄が率いるPML─Nに所属している。同党は80議席を持つ最大公認政党。PPPの議席数は54議席で、両党を合わせると、264議席の過半数を確保できる。

総選挙では、カーン元首相が支持する無所属候補者が264議席中92議席を獲得して首位となった。ただ、当選した候補者は政党ではなく個人として出馬したため、単独で政権を樹立することはできず、PML─NやPPPとの連立も否定している。

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