「賃貸物件の問合せが多い鉄道路線ランキング(首都圏・地下鉄編)」を発表

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、2023年における実際の問合せ数からユーザーの「本気」で住みたい街を算出した、住まい探しの「いま」が分かるランキング「2024年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング」を発表しました。

今回は、首都圏における「借りて住みたい街ランキング」TOP200内の駅を路線別に集計し、首都圏の地下鉄の路線における「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」と上位にランクインした路線ごとの住みたい街TOP5を発表します。

住みたい街が多い首都圏の地下鉄の路線ランキング

 

首都圏における「借りて住みたい街ランキング」TOP200内の駅と路線を対象に地下鉄の路線別に集計した、「住みたい街が多い鉄道路線ランキング・首都圏地下鉄編」は12駅がランクインした東京メトロ東西線が1位となりました。2位は都営大江戸線(TOP200内ランクイン数:11駅)、3位は東京メトロ丸ノ内線(同8駅)が続きます。4位は東京メトロ日比谷線(同7駅)、5位は都営浅草線、東京メトロ半蔵門線、東京メトロ副都心線、東京メトロ有楽町線(同6駅)、9位は東京メトロ千代田線、東京メトロ南北線、横浜市営地下鉄ブルーライン(同5駅)となりました。

● 首都圏地下鉄の路線ごとの住みたい街ランキング

「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」でTOP3にランクインした路線の街ごとの住みたい街(駅)は以下のとおりです。

 

● <東京メトロ東西線>1位は「葛西」

 

「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」で1位は東京メトロ東西線です。東京メトロ東西線の住みたい街1位は「葛西」(借りて住みたい街ランキング首都圏版2位)、2位「浦安」(同17位)、3位「中野」(同23位)、4位「西船橋」(同50位)、5位「門前仲町」(同66位)です。

東京メトロ東西線は、TOP200内に12駅がランクインしています。東京メトロ東西線は、東京都中野区の「中野」から千葉県船橋市の「西船橋」までを結び、「大手町」「日本橋」など都心へのアクセスから多くの通勤や通学客に利用されています。利便性の高さに加え、江戸風情の残る街や外国人にも人気の高い街から学生街まで、街ごとにがらりと表情が変わる個性豊かな路線です。

1位「葛西」(東京都江戸川区)は、オフィス街の「大手町」まで最短16分という好立地にありながら平均家賃は96,558円と10万円を切っています。新左近川親水公園や葛西臨海公園などの大きな公園を有し、保育園も多く、ファミリー層にも住みやすい街です。

2位「浦安」(千葉県浦安市)は、快速の停車駅で都心まで20分強というアクセスの良さが利点です。古くは漁師町であったため、街中には下町の雰囲気を残す建物もあり、のんびりお散歩も楽しめます。

3位「中野」(東京都中野区)は、東京メトロ東西線のほか、JR中央線快速やJR総武線が利用できます。東西線とJR総武線の始発着駅でもあり、さらに終電も遅くまであるため電車移動の利便性は抜群。飲食店やライブハウス、古着屋なども多く、サブカルチャーの聖地としても高い人気を誇る街です。

4位「西船橋」(千葉県船橋市)は、東西線の始発着駅で、JR武蔵野線やJR京葉線、東葉高速鉄道と5路線が利用できる千葉県北西部のターミナル駅のため東京方面、埼玉方面にもアクセスがしやすいです。昔から宿場町として栄えてきたため、近くに神社が多いことも特徴です。

5位「門前仲町」(東京都江東区)は、「大手町」まで最短5分でアクセスでき、都営大江戸線が利用できるため「六本木」まで約17分です。スーパーや商店街、飲食店が多く、生活には申し分ない環境です。富岡八幡宮や成田山東京別院深川不動堂などの都内でも歴史ある神社仏閣や大きな公園があるため、生活費を抑えながらも、充実の東京ライフが送れる街です。

 

● <都営大江戸線>1位は「両国」

 

「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」の2位は都営大江戸線です。都営大江戸線における住みたい街1位は「両国」(借りて住みたい街ランキング首都圏版31位)、2位「東中野」(同41位)、3位「練馬」(同62位)、4位「門前仲町」(同66位)、5位「中野坂上(同83位)」となりました。

都営大江戸線は、TOP200内に11駅がランクインしています。都営大江戸線は東京都練馬区の「光が丘」から新宿区の「都庁前」までのルートと、「都庁前」から2方向での環状運行をしています。沿線には、東京国立競技場や東京タワー、両国国技館、築地市場など東京の観光名所があります。

1位「両国」(東京都墨田区)は、「新宿」や「六本木」まで乗り換えなしの約25分でアクセスでき、徒歩圏内にJR総武線への乗り換えも可能です。両国国技館が近いため、相撲部屋や料理店などが多いことも特徴です。お寺や神社が近くにあり、下町の風情を感じる街です。また隅田川にも近いため、夏の風物詩である「隅田川花火」にも歩いて行けるエリアです。

2位「東中野」(東京都中野区)は、「都庁前」を経由し都営大江戸線で「新宿」まで約9分です。JR総武線やJR中央線などで新宿以東の都心部や横浜・埼玉方面にアクセスが可能なため、通勤通学をする方は見逃せません。どの路線も終電が遅くまであるため、電車移動の利便性を重視する人に向いている駅です。

3位「練馬」は、東京23区の中で二番目に人口が多い練馬区(2023年1月1日現在)の中心にあります。都営大江戸線のほか、西武池袋線、西武豊島線、西武有楽町線の4路線が乗り入れていて、都営大江戸線で「新宿」まで最短19分でアクセス可能です。東京メトロ有楽町線や東京メトロ副都心線経由で、東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線にも乗り入れしているため、お出かけ好きな人にもぴったりです。スーパーが多く、活気ある雰囲気でありながら治安も良いので、働きながら子育てしやすい環境です。

5位「中野坂上」(東京都中野区)は、都庁をはじめオフィス街の新宿区西新宿まで約400mという立地で「新宿」も徒歩圏内です。駅周辺には店舗やオフィス、住居を備える複合ビルがありますが、幹線道路から一本入ると閑静な住宅街や学校や保育園、公園や寺院が多く、洗練された街並みで都会暮らしをしたい人におすすめです。

● <東京メトロ丸ノ内線>1位は「池袋」

 

「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」の3位は東京メトロ丸ノ内線です。東京メトロ丸ノ内線における住みたい街1位は「池袋」(借りて住みたい街ランキング首都圏版12位、2位「荻窪」(同22位)、3位「中野坂上」(同83位)、4位「新高円寺」(同113位)、5位「新中野」(同132位)となりました。

東京メトロ丸の内は、TOP200内に8駅がランクインしています。東京都豊島区の「池袋」から杉並区の「荻窪」までと、中野区の「中野坂上」から杉並区の「方南町」までを結ぶ線で構成されています。東京メトロ銀座線に次ぎ、東京で2番目に開業した地下鉄で、日本の中央官庁をはじめ 政治、商業、交通の要となる駅を結んでいます。

1位「池袋」(東京都豊島区)は、丸ノ内線の始発駅で、東京メトロ副都心線や有楽町線、1日の乗員客数が45万人以上が利用するJRや私鉄が利用できる都内屈指のターミナル駅です。百貨店や家電量販店、商業施設が集積し、生活利便性も高く、コロナ禍前までは「住みたい街ランキング」で永らく首位をキープしていた人気の駅です。

2位「荻窪」(東京都杉並区)は、丸の内線の始発駅で、東京メトロ東西線やJR中央線、JR総武線の複数利用が可能です。駅周辺は商業施設や飲食店が多く、駅前や環状八号線通り沿いにはマンションが増えています。一方で、文化人財界人の屋敷跡の公園も複数あるなど住宅街には一戸建ても多くあります。

4位「新高円寺」(東京都杉並区)は、徒歩13分圏内のJR「高円寺」も利用可能です。2駅間はルック商店街とパル商店街の2つの商店街によって結ばれています。商店街には、日用品の店以外に、古着屋やライブハウス、古書店などがあります。さらに、“阿波踊り”や街の文化祭である“高円寺フェス”など、イベントも盛りだくさんなためアクティブな生活を送りたい人におすすめの街です。

5位「新中野」(東京都中野区)は、「新宿」まで最短5分、複数のバス路線やJR「中野」も徒歩圏内にあり、交通の利便性を重要視する人におすすめです。コンビニやスーパーが充実しているだけでなく、駅前の鍋屋横丁は古き良き昭和の雰囲気を残す商店街で、駅の周辺には4軒も銭湯があり、新しさと懐かしさが混ざった街並みも特徴です。JR「中野」周辺には区役所、総合病院、大型商業施設などもあり、日常生活で必要な多くのことは近場で済ませることができ忙しい日々を送るビジネスパーソンと相性の良い街です。

「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」4位の日比谷線と5位の4路線における住みたい街は以下の通りです

 

LIFULL HOME’S PRESS 編集部 渋谷 雄大のコメント

都心への通勤利便性を重視するなら地下鉄駅は要チェック

 

一般的に東京の地下鉄駅周辺は、JRや私鉄と比べて大型商業施設などは少ないですが、そのほとんどが東京23区内にあることから、おおむね生活に必要な利便施設はそろっています。また地下鉄は、都心へ乗り換えなしでダイレクトにアクセスできるというメリットがあります。

東京都ではテレワークを実施する企業がここ1年で2割程度減少しており、より通勤に便利な都心近くに引越したいと考えている人も少なくないでしょう。23区では昨今、不動産価格の上昇を背景に賃貸物件の賃料相場も上昇傾向にあり、特にファミリー向け物件では前年比14.1%アップ*となるなど、郊外と比べてその高さが際立っています。

しかしそんな23区内でも、地下鉄のみが乗り入れる駅は比較的家賃が抑えられる傾向にあります。家賃を抑えながら、都心への通勤利便性を高めたいと思っている方は、まずは本ランキングで紹介された人気の地下鉄駅をチェックしてみてはいかがでしょうか。

調査概要

期間:2023年1月1日 ~ 2023年12月31日

対象エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県

集計:LIFULL HOME’Sに掲載された 賃貸物件のうち、実際の問合せ数を駅別に集計

平均家賃(借りて):問合せのあった賃貸物件(1LDK)の中央値を40㎡あたりに換算

LIFULL HOME’S について(URL:https://www.homes.co.jp/

 

LIFULL HOME’Sは、「叶えたい!が見えてくる。」をコンセプトに掲げる不動産・住宅情報サービスです。賃貸、一戸建て・マンションの購入、注文住宅から住まいの売却まで。物件や住まい探しに役立つ情報を、一人ひとりに寄り添い最適な形で提供することで、本当に叶えたい希望に気づき、新たな暮らしの可能性を広げるお手伝いをします。

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