欧州連合(EU)欧州委員会は24日、中国の医療機器の公共調達に関する調査を開始した

ノルウェー、今年の国防費をGDPの2%まで増額へ

[オスロ 14日 ロイター] – ノルウェーのストーレ首相は14日、今年の国防費を国内総生産(GDP)の2%まで増額し、「予測不能な」ロシアの脅威増大に備えると表明した。

北大西洋条約機構(NATO)によると、2022年のノルウェー国防費はGDP比で1.57%だった。

ストーレ氏はこの日、野党側の指導者らと面会し、4月5日に発表を予定している長期防衛計画の内容について協議した。

ノルウェーはこれまでGDP比2%の国防費を26年までに達成することを目指してきた。しかしストーレ氏は「安全保障政策を巡る状況は深刻だ。より危険かつ予測不能なロシアと、恐らくは長い間向き合っていかなければならない」と強調した。

またストーレ氏は、こうした国防費増額は7月半ばのNATO首脳会議に向け、ノルウェーが多くの同盟諸国と歩調を合わせて、国防費の目標を実現する意思があるという「力強いシグナル」を発信することにもなると述べた。

NATOのストルテンベルグ事務総長は、スウェーデンの加盟が決まる前の2月半ば、加盟31カ国中18カ国が今年中にGDP比2%の目標を達成するとの見通しを示している。

関連記事
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。