世界各地の軍事・重要インフラシステムを脅かす中国共産党のスパイ活動
習近平のもとで軍備を近代化するため、中国共産党はさまざまな手法で外国の企業、政府、軍、大学から重要な産業・軍事情報や先端技術を盗み出そうとしていると防衛専門家は指摘する。
ロイター通信によると、オーストラリア保安情報機構(ASIO)のマイク・バージェス長官は2023年10月、「我々がここで話題にしている行動は、従来のスパイ活動をはるかに超えるものだ」と述べたという。
「中国(共産党)政府は、人類史上最も持続的で大規模かつ巧妙な知的財産と専門知識の窃盗を行っている」とバージェス長官は指摘する。
関連記事
SKハイニックスの元社員が中国企業に営業秘密を漏えいしたとして、二審でも懲役1年6か月の実刑判決を受けたと報じられた。近年、中国に技術や営業秘密を漏えいする事件が相次いでいる
カナダ初の「外国影響力登録制度」が施行された。外国政府などを代表して政策決定や政治活動に影響を及ぼす個人・組織に登録を義務付け、違反には最高100万カナダドルの罰金が科される
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る
中国共産党(中共)が人工知能(AI)を通じて自国の技術基盤や規格を海外に広げる動きについて、米シンクタンクのハドソン研究所は、各国を中国の技術体系に依存させる「技術のわな」を生む可能性があると警告した。一帯一路がもたらしたとされる「債務のわな」よりも深刻な結果につながりかねないとの見方である
カナダ安全情報局は、10月17日の地方選挙を前に、リッチモンド市長と市議会議員全員へ非公開の説明会を開き、中共による候補者への接触や中国系有権者を狙った影響力工作の恐れを警告した