3月4日、日経平均が史上初めて4万円をこえた(Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

なぜ中共は日本円を心配するのか?

通常、北京が日本を非難する場合、その文句は決まり文句である。 東京と米軍との緊密な関係や、第二次世界大戦における日本の振る舞いが主な不満である。 しかし、北京が東京で起きていることを懸念するには、もっと現実的で直接的な理由がある。 円の為替レートが約160円まで下落したことは、北京にとって大きな懸念要因である。

今世紀の大半、米国は欧州、日本、中国など他の主要国と同様の金融政策をとってきた。金利はほぼ同程度で、経済の基礎的条件と一致し、為替レートは許容範囲内で変動してきた。 しかし、新型コロナの流行に伴う米国のインフレは、この国際金融情勢を根本的に変えてしまった。

様々な経済的要因によって、各国はほぼ一貫した金融政策をとることができるため、金融政策は各国間でほぼ同様である。 例えば、ある国の実質GDP成長率が5%、インフレ率が2%で、その隣国の実質GDP成長率が2%、インフレ率が5%である。 経済学者の用語では、金利を中立に保つことで、為替レートが乱高下することなく、ほぼ同様の金融政策を実施することができる。

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