2024年6月24日、韓国の電池メーカー、アリセルが所有する焼失したリチウム電池工場の建物の外観。 (ANTHONY WALLACE/AFP via Getty Images)
火災報知器や消火設備はどうなっていたのか?

韓国電池工場火災で22人死亡、中国人労働者が多数犠牲

【ソウル】6月24日、韓国京畿道華城市にあるリチウム電池工場で火災が発生し、22人の労働者が死亡した。このうち19人が中国人であり、多くは中国東北部からの朝鮮族の女性であることが明らかになった。

火災は午前中に韓国の電池製造会社アリセル(Aricell)の工場で発生し、京畿道消防災難本部は当日の午後5時55分までに22人の死亡を確認した。被災者の多くは工場の2階で働いていた。

新京報によると、工場で働く金澤媛(仮名)さんは、工場には100人以上の労働者がおり、その多くは30~40歳の中国東北部からの朝鮮族の女性であると述べた。金澤媛さんはその日休暇を取っていたため、災難を免れたという。火災発生時には、1階で働いていた同僚から、建物内が黒煙で覆われ、2階にいた韓国籍の事務員が窓から飛び降りて逃げたことが伝えられた。

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