仏ストラスブールにある欧州議会本部前にはためく欧州連合(EU)加盟国の国旗 (Photo by PATRICK HERTZOG/AFP via Getty Images)
他国を侵略する国、核兵器で恫喝する国

欧州連合、ロシアへの第14次制裁 初めて天然ガス輸出を対象に

欧州連合(EU)は6月24日、ロシアのウクライナ侵攻に対する第14次制裁を発表した。今回の制裁では、初めてロシアの液化天然ガス(LNG)の第三国再輸出が対象となる。

EU理事会は、69名の個人と47の団体に対して制裁の実施を決定した。これにより、対象者の資産は凍結され、EU市民や企業はこれらの個人や団体に資金を提供することが禁止される。また、対象者はEUへの入国や通過も禁止される。

今回の制裁で注目されるのは、ロシアのLNG輸出に対する初の制限である。具体的には、EU域内でロシア産LNGを第三国に転送するための船上や陸上での再積載サービスが禁止される。ただし、EUへの直接輸入は対象外であり、第三国への再輸出は制限される。また、EUは新たな投資を禁止し、北極LNG2号やムルマンスクLNGプロジェクトなど、建設中のLNGプロジェクトへの物品、技術、サービスの提供を禁止する。

▶ 続きを読む
関連記事
米ウクライナ首脳が会談し、冬前の戦争終結とエネルギー施設攻撃の停止を呼びかけた。パトリオットミサイルの国内生産や米国の燃料価格高騰を受けた輸出規制案など、停戦に向けた最新動向を伝える
ウクライナのドローン攻撃で打撃を受けるロシア企業に対し、政府が防衛や修復費用を経費算入できるよう税制改正を準備。世界的なディーゼル供給への懸念からトランプ氏も製油所攻撃停止を促す中、支援策の行方に注目
英国オックスフォードシャー州のピディントン村で、移民受け入れ計画への反発から「独立」を問う住民投票が行われた。賛成285票、反対26票となり、村は象徴的に「ピディントン公国」を名乗った
ポーランド首相は9月17日、最新の情報として、ロシアがドローンやミサイルを使い、ウクライナを支援する国々にハイブリッド攻撃を仕掛ける計画を立てていると警告した
欧州委員会は、13歳未満の子どもによるSNSアカウント開設を禁止する「EU KIDS法案」を提案した。13~14歳は1日最大1時間に制限。無限スクロールやAIによる感情的依存を促す設計も規制