東シナ海上で活動していた中国共産党のWZ-7無人偵察機 (写真・統合幕僚監部)

中国軍無人機が奄美大島北西沖を飛行、空自が緊急発信

防衛省は6月25日、中国(中国共産党)のWZ-7無人偵察機が東シナ海上で活動していることを確認した。この動きに対し、航空自衛隊は緊急発進を行った。地域の安全保障への影響と日中間の緊張の高まりが懸念されている。

防衛省統合幕僚監部の発表によると、6月25日午後、中国共産党軍(中共軍)所属の無人偵察機WZ-7が中国大陸方面から飛来し、日本の奄美大島北西沖の海域で旋回飛行を行った。

防衛省によると、無人機は奄美大島北西沖を飛行後、反転し北進、再び東シナ海上で旋回した後に大陸方面へ北西進した。この一連の動きに対し、航空自衛隊は西部航空方面隊などの戦闘機を緊急発進させ、迅速な対応を行った。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が東アジア海域で海軍と海警局の船100隻以上を展開した。 木原稔官房長官は、中国の軍事動向には「平素から重 […]
広島出身の石橋議員は、平和維持には抑止が不可欠とし、「核兵器の有無とその世界が平和であることとは切り離して考えるべき問題だ」「力による現状変更を思いとどまらせる抑止が不可欠だ」とし政府に対しNPT体制の維持と現実的な核軍縮努力を並行して進めるよう求めた
与那国島と台湾の間の空域を推定中国無人機が往復飛行し、空自戦闘機が緊急発進した。繰り返される無人機活動は、日本の防空態勢と台湾周辺の緊張の高まりを浮き彫りにしている
米国務省ピゴット首席副報道官がXで「尖閣諸島を含む日本の防衛へのコミットメントは揺るぎない」と投稿。外務省が即座に感謝を返し、日米同盟の結束を強調
高市首相の台湾有事発言を巡り、中国共産党政権は、尖閣への圧力と並行し、日本への留学・渡航自粛を警告。経済・軍事両面で圧力をかけている。日本政府は発言撤回を拒否し、冷静な対応を求めている。