マルチビタミンを摂取すべきか? 死亡リスク上昇の研究も
健康なアメリカ人成人を対象とした包括的な研究により、毎日のマルチビタミンの使用が寿命を延ばさず、むしろ死亡リスクを4%高めることが明らかになりました。
この研究は、国立がん研究所の研究者によって行われ、6月26日、JAMA Network Openにて発表されました。研究結果は、マルチビタミンが健康と長寿を向上させるという一般的な認識に対する挑戦となっています。この研究は、人々が慢性疾患の予防や寿命の延長を期待して定期的にマルチビタミンを摂取している現状を背景にしています。
★日本でも、マルチビタミンのサプリメントは人気があります。特に忙しい現代人や健康志向の高まりから、手軽にビタミンを補給できる手段として広く利用されています。日本人の約4人に1人が何らかのサプリメントを日常的に摂取しており、その中にはマルチビタミンも含まれています。今回の研究結果は、日本人にとってもマルチビタミンの効果について再考する機会となるかもしれません。
関連記事
オメガ3は「とりあえず体に良い」で済ませていませんか?脳や骨には有望でも、心臓への効果はなお不確実です。魚とサプリの違い、取り方の落とし穴を整理します。
健康のために飲んでいる薬やサプリ、実は普段の食べ物がその効果を弱めたり強めたりしているかもしれません。グレープフルーツや緑茶、イチョウ葉など、身近な食品と薬の意外な相互作用を専門家の解説でわかりやすく紹介します。
高価なクリームより、毎日の食事が近道かもしれません。ニュージーランドの研究で、キウイ2個分のビタミンCが肌を厚くし、コラーゲン生成を促す可能性が判明。内側から若々しさを育てる方法とは?
長引く咳や息苦しさに悩んだことはありませんか。最新医学の現場で注目されるのは、意外にも「毎日の日光浴」。ビタミンDだけでは語れない太陽光の治癒力を、医師の臨床体験と研究から分かりやすく解き明かします。
透析患者の命を脅かす心筋梗塞リスクを、魚油が大きく下げる可能性が示されました。大規模臨床試験が明らかにしたオメガ3の効果と注意点を解説する注目の研究報告です。