フィリピン華人女性市長が国外逃亡 中国共産党のスパイ疑惑で
フィリピンのバンバン市市長であるアリス・グオ氏が国外逃亡した疑惑が報じられている。彼女には不法な海外ギャンブルの関与や中国共産党(中共)のスパイ活動への参加疑惑が持たれており、この事態は国内外で波紋を呼んでいる。
フィリピンのバンバン市市長アリス・グオ氏に関する疑惑は深まる一方である。彼女は不法な海外ギャンブルへの関与、さらには中共のスパイ活動への関与が疑われている人物だ。フィリピン上院による2度の公聴会への不出席を経て、2024年7月12日に逮捕令が出されたが、彼女はすでに国を離れていたと見られている。
報道によれば、彼女の逃亡経路は7月18日にマレーシアへ不法入国し、その後シンガポール経由でインドネシアのバタム島へ向かったとされる。フィリピンの移民局は、彼女が正式な出国手続きを経ずに国外に出た可能性を指摘している。
関連記事
中国共産党のマネーロンダリングは、麻薬カルテルを助けるだけではない。世界的な違法経済を拡大し、北京の地政学的野望を後押ししている。
米国と英国が協力し、史上最大規模とされる暗号資産詐欺事件が摘発された。押収額はおよそ140億ドルに上り、詐欺の首謀者とされる中国・福建省出身の陳志は、現在も逃亡を続けている。
「超限戦」という概念を掲げる中共は、巨大なハッカー集団のネットワークを利用して機密情報や知的財産を窃取し、重要なセキュリティシステムを脅かすことで、物理的な戦争を起こさずにアメリカを打ち負かそうと試みてきた。
これまでほとんど知られていなかった中国共産党系のハッカー組織の存在が新たに明らかになった。米サイバーセキュリティ企業「パロアルトネットワークス」が公表した報告書によると、「ファントム・タウラス」というハッカー組織が外交機関などを中心に各国政府を標的に高度なサイバー攻撃を展開している。
最近、スタンフォード大学の女子大学院生が動画を公開し、中共の工作員に「中国旅行を支援する」と持ちかけられ、スパイに勧誘された体験を語った。