公式メディアの報道が習近平より張又俠を重要視
北京 何かおかしい 張又俠と習近平がサリバンと相次いで会談
アメリカの国家安全保障担当補佐官であるサリバン氏が最近北京を訪れ、中国共産党中央軍事委員会副主席である張又俠および党首である習近平と相次いで会談を行った。しかし、中国共産党(中共)のメディアが報じた内容によれば、習近平よりも張又俠に重点が置かれていることは明らかである。この背景には何があるのか。
サリバン氏は最近、正式に北京を訪れ、中国の外交部長である王毅と会談した後、8月29日に中共の中央軍事委員会副主席である張又俠と軍施設で、その後、国家主席である習近平と人民大会堂で相次いで会談を行った。習近平との面会は予想できるものの、彼の直属の部下である軍事委員会のナンバー2、張又俠との会談は非常に珍しい出来事であり、さまざまな憶測を呼んでいる。この出来事には何か特別な意味があるのかもしれない。
「ボイス・オブ・アメリカ」の報道によれば、今回の会談は張又俠がバイデン政権の高官と初めて直接対面する機会であり、2018年以来、アメリカの高官が中共中央軍事委員会の副主席と話をするのは初めてのことである。会談において、張又俠は「アメリカ政府がこの会談を求めたのは、軍事的安全保障と両国の軍事関係を重視している証拠である」と述べた。
関連記事
福建号空母の就役式は、軍高官の欠席や規模縮小、報道の遅延が重なり、習近平の軍権が動揺している現状が浮き彫りとなった。
トランプ大統領は中央アジア5カ国首脳をホワイトハウスに招き、経済協力強化を表明。中共の影響力が低下した。
トランプ大統領と習近平党首が会談し、中国はレアアース輸出規制の1年延期に同意。米日豪主導で供給網自立化が加速する中、中共の独占は揺らぎ始めている。
中国共産党四中全会後、習近平政権を巡る三つの解釈が示された。軍・党・政府の権力闘争や内部均衡、外交・経済への影響を検証する。信頼できる説はどれか。
矢板明夫氏は、最近の世界情勢に「三つの好変化と一つの悪化」があり、台湾海峡の安定化に影響していると指摘した。内部分断には注意継続が必要。