2024年4月30日、ソウルに位置するサムスンのSeochoビル。(Jung Yeon-Je/AFP via Getty Images)
韓国から中共に流れる技術

サムスン電子の技術漏洩 元幹部が中国でDRAMチップ技術を不正使用か

9月10日、韓国ソウル – 韓国警察は、サムスン電子の元幹部2人を逮捕した。これらの元幹部は、約32億ドル(約4.3兆韓国ウォン)に相当する商業秘密と技術を盗み出し、中国におけるサムスン電子チップの模倣品製造工場の設立に利用した疑いが持たれている。

逮捕されたのは、66歳の崔容疑者と60歳の呉容疑者で、二人はそれぞれ中国の成都高真科技有限公司(Chengdu Gaozhen Technology Co., Ltd.)の責任者と首席設計師を務めている。崔容疑者は以前、サムスン電子およびSKハイニックス(SK Hynix Inc.)の高級幹部であり、呉容疑者はサムスン電子で上級研究員として勤務していた。

警察によれば、崔容疑者は2020年9月に、中国共産党(中共)の地方政府と協力して、半導体会社を設立し、そのプロジェクトには、呉容疑者を含む複数の韓国の半導体専門家が参加した。この合弁企業を通じて、サムスン電子のコアメモリ技術を漏洩したとしている。特に呉容疑者は、成都高真科技有限公司に転職後、技術盗用事件で中心的な役割を果たしていた。

▶ 続きを読む
関連記事
韓国統一部が発表した最新データによると、北朝鮮東北部の豊渓里核実験場周辺地域から来た脱北者のうち、4分の1に染色体異常が見られた。専門家は、これが長期間の放射性物質への曝露と関係している可能性があると指摘している
北朝鮮が狙う「対衛星兵器」は単なる技術誇示ではない。国内を弾圧し国外を脅かす独裁体制の本質が、宇宙へと拡張された「新たな戦場」の序曲である
昨年導入した韓国の電子入国申告書で、「台湾」の表記に「中国」が付され「中国(台湾)」とした問題をめぐり、台湾は対抗措置として、在留外国人証における「韓国」の表記を「南韓」に変更
高市総理とトランプ大統領の会談における拉致問題の合意内容と、救う会の最新分析を紹介。米国の軍事力に怯え地下施設を強化する北朝鮮の現状や、戦略的利害の一致による日朝交渉再開の可能性を解説
トランプ政権の第1期には、トランプ氏が北京を介さず直接金正恩と対話した経緯があり、中共は朝鮮半島問題での主導権を失うことを警戒してきたとし、今回の対北接近は、米中首脳会談を前に影響力を示す狙いがあるとの見方も出ている。