ヨーグルトとハチミツの組み合わせが、消化管の微生物環境にどのように影響するのか(Shutterstock)

ヨーグルト+蜂蜜で腸内環境改善!有益菌の生存期間が延びる理由

2種類以上の食品に含まれる栄養素が組み合わさると、単独で摂取したとき以上に大きな効果を生むことがあります。このような相乗効果により、まるで「1+1=3」のようなパワーが引き出されます。

最近の研究では、ハチミツとヨーグルトの組み合わせが腸内環境に与える影響が注目されました。研究結果によると、ヨーグルトに大さじ1杯のハチミツを加えることで、有益な腸内細菌がより長く生存することが示唆されました。

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の食科学・栄養学部のハンナ・ホルシャー准教授は、地中海料理で一般的なヨーグルトとハチミツの組み合わせが、消化管の微生物環境にどのように影響するかに興味を持っていたと述べています。

▶ 続きを読む
関連記事
大腸がんは「いつ治癒といえるのか」。3万5,000人超のデータから、手術後6年で再発率が0.5%未満になる重要な節目が判明。長年の不安に明確な指標を与える最新研究の意義を分かりやすく紹介します。
更年期以降、腸内細菌叢の変化が炎症やホルモン代謝に影響し、乳がんなど一部のがんリスクに関係する可能性があります。腸の乱れとがんの関連、改善策を解説します。
生はちみつに皮をむいたニンニクを漬けると、自然な発酵が進み、抗酸化作用と免疫サポート力のある発酵食品になります。そのまま食べてもよし、料理に使ってもよし。腸と全身の健康をサポートする自然療法です。
苦味は消化を刺激し、胃酸・胆汁の分泌を高めて代謝をサポートします。GLP-1などのホルモンにも働きかけ、血糖の安定や食欲抑制にも効果が期待されます。腸内環境の改善にも有用とされる注目の習慣です。
薬は体から抜けても、腸は“数年後まで覚えている”――最新研究が示す驚きの事実。抗生物質だけでなく一般薬も腸内環境を変える理由と、その影響を最小限にするための知識を紹介します。