トランプ氏の関税計画にバイデン大統領が再考を要請 カナダ・メキシコとの関係悪化を懸念
バイデン大統領は11月28日、記者団に対し、トランプ次期大統領がカナダとメキシコに対する関税を課す計画について、「考え直してほしい。逆効果だと思う」と述べた。関税が両国とアメリカの関係を損なう可能性があるとしている。
28日にナンタケットの消防署を訪問した際、バイデン氏は地政学的な観点からも、トランプ氏がカナダとメキシコへの関税を見直すべきだと強調した。
「アメリカは太平洋、大西洋、そしてメキシコとカナダという2つの同盟国に囲まれている特異な地理的状況にある。こうした関係を壊すことは避けるべきだ。現在の関係は良好だと考えている」。
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トランプ次期大統領が就任初日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと発表。両国は迅速な対応を見せる。主要輸入元国の経済に深刻な影響が予想され、地域の経済関係にも緊張が高まる可能性がある。