2005年7月22日、上海の銀行で人民元と米ドルの束を数える行員。 中国の慎重な人民元切り上げは、アジア地域の協力関係を強化し、長年ドルに固執してきた莫大な外貨準備の分散化を図るため、アジア通貨の価値を押し上げることになりそうだ。 AFP PHOTO (Photo credit should read STR/AFP via Getty Images)

中国の11月資本流出 過去最高に

中共(中国共産党)の公式データによると、今年11月に中国の資本市場から流出した資金は457億ドル(約7兆1661億円)に達し、歴史的な新記録を達成した。分析者は、トランプ氏の関税政策が中国からの資金逃避を加速させたと考えている。

中国の外貨管理局のデータによれば、11月の中国の跨国投資(海外の資産や企業に投資する投資手法)の収入は1889億ドル、支払い総額は2346億ドルで、457億ドルの逆差はこの項目における史上最大の単月赤字だ。

この巨額の赤字は、10月の258億ドルの資金流出からさらに拡大しており、投資家の中国市場に対する信頼が著しく低下していることを示している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の8月経済指標は、消費低迷と輸出急増のねじれを示した。家計は借り入れより債務返済・資産保全を優先し、貿易黒字の拡大は米欧との摩擦を深めている
中国で出入国管理に関する新規定が9月15日に施行された。海外在住の中国人からは、帰国後に出国を制限されることへの不安も出ている。米国務省も中国渡航をめぐり注意を呼びかけている
中国の8月の若年失業率が18.9%に上昇し、1年ぶりの高水準となった。大学卒業者は過去最多の1270万人。失業給付の受給者も増えるなか、専門家は公式統計だけでは雇用悪化の実態を捉えきれないと指摘
東芝グループが上海に設立した半導体技術子会社が、約25年の事業を経て登記を抹消した。中国で日系企業の事業縮小が相次ぐなか、ジェトロの調査では中国事業の拡大意欲も過去最低となった
「ゴーストタウン」を目にし、企業関係者からは成長への懸念も。7年ぶりに中国を訪れた米議会USCC代表団が、現地で見た中国経済の変化を語った