経団連会長がトランプ新政権に期待と要望 日米経済関係の更なる強化を目指す
2025年1月20日、ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任した。これを受けて、日本経済団体連合会(経団連)の十倉雅和会長がコメントを発表した。
十倉会長は、トランプ大統領とJ.D.バンス副大統領の就任を祝福するとともに、新政権への期待を表明した。世界が対立や分断、気候変動、格差拡大などの課題に直面する中、米国の経済力とリーダーシップの重要性を強調した。
日米関係について、十倉会長は両国の緊密な同盟関係と経済面での強固なつながりを指摘した。特に、日本の対米直接投資が5年連続で世界1位であり、約8千億ドルに達していることを挙げた。また、日本企業が米国内で約100万人の雇用を創出するなど、アメリカ経済への貢献を強調した。
関連記事
東京株式市場の前場で日経平均が下げ幅を拡大し、一時800円超の下落を記録。米株高後の過熱感から利益確定売りが膨らみ、植田日銀総裁の講演を前に投資家が警戒
金価格の高騰を背景に、日本への金の密輸が3年連続で急増している。片山さつき財務大臣は28日、税関で申告のない金について没収を可能とする制度改正を明らかにした。不正薬物以外の没収対象化は初めてであり、財務当局が金密輸を従来より深刻な脅威と捉えていることがうかがえる
ソニーや三菱自動車など多くの日本企業が中国で事業縮小や撤退を進行中。生産拠点は東南アジアやインドへの移転が目立つ
高市首相は、日米が南鳥島周辺海域でレアアース鉱物の共同開発を検討すると発表。経済・安全保障の強化を目的に日米が協定を締結し、中国依存脱却を目指す。
9月貿易統計では、半導体関連の輸出回復により5カ月ぶりの増加が確認されたが、輸入がそれを上回り、貿易赤字は3か月連続となった。円安進行が輸出企業の追い風となる中、高市早苗氏の政策スタンスが市場で注目を集めている。