中国の米国債「武器化」懸念を否定=米財務長官
ベッセント米財務長官は15日、中国が保有する米国債を利用してアメリカ経済に打撃を与えるリスクはないと明言し、中国による米国債の「武器化」を巡る懸念を一蹴した。これはヤフー・ファイナンスのインタビューで語ったもので、米連邦準備理事会(FRB)を含む関係機関と連携し、万が一の事態にも対応できる体制が整っていることを強調した。
ベッセント長官は、「米国債が一定の水準に達したり、外国の競争相手が米国債市場を武器として利用しようとした場合、あるいは政治的利益のために市場を不安定化させようとした場合には、我々は連携して対応する自信がある。しかし、現時点でそのような事態は発生していない」と述べた。また、「我々には強力なツールが揃っている」とも語り、米国債市場の安定性に自信を示した。
中国は日本に次いで世界で2番目に多く米国債を保有しており、2025年1月時点の保有額は約7,610億ドルに上る。さらに、米財務省が16日に発表した2月の統計によれば、中国の米国債保有額は7,843億ドルと、前月の7,608億ドルから増加している。
関連記事
トヨタ自動車は2026年3月23日、米国ケンタッキー州およびインディアナ州の工場に対し、総額10億ドル(約1587億5600円)の投資を行うと発表した。この投資は、今後5年間で米国に計100億ドルを投じる計画の一部である。
米中両国の規制強化により、中国企業のウォール街上場が激減。米国の厳格な開示要求と中国側の不透明な審査が壁となり、資金調達の舞台は香港や中国本土へ。世界展開を目指す中国企業が直面する、構造的な冬の時代を追う
米連邦準備制度理事会(FRB)は3月18日、イラン紛争に伴う原油価格ショックの影響を見極めるため、2会合連続で政策金利の据え置きを決定した
3月16日の米株式市場では、主要株価指数がそろって上昇した。Metaの大規模な人員削減計画に関する報道や、ホルムズ海峡を巡るエネルギー情勢の緩和が市場の追い風となった
トランプ大統領は、イランとの紛争によるエネルギー価格高騰を抑えるため、一部諸国への石油制裁免除を発表した。プーチン氏との会談やロシア産原油の制裁緩和検討にも触れ、早期の事態収束と市場安定化を目指す