カナダグースのダウンコート(周月諦/大紀元)

カナダグース「米関税の影響は限定的」と発表 株価は急騰

カナダグース・ホールディングス(Canada Goose )は5月21日、自社のサプライチェーンがカナダ国内にあることから、アメリカによる関税措置の影響は極めて限定的であると明らかにした。同日、同社の株価は急騰した。

カナダグースはカナダ発の高級ダウンウェアブランドであり、北米市場では1着あたり平均900ドルで販売されている。価格の高さから「ダウンのエルメス」とも称され、高い人気を得ている。特に1500ドルのパーカ(厚手防寒着)は象徴的な商品である。

ブルームバーグによると、カナダグースの幹部は「約75%の製品がカナダで製造されており、ほぼすべての工場がアメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の基準を満たしているため、アメリカの関税対象には該当しない」と説明している。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領が提案した2000ドル配当について、財務長官ベセント氏は税制優遇で実現する可能性を示唆した。
トランプ大統領は関税収入による国民への配当小切手を強調し、最高裁が世界的な関税を認める判断を下すことを期待している。
トランプ大統領が関税収入を原資に低中所得者へ2000ドルの配当を提案。国家債務返済も強調し、最高裁のIEEPA関税審理直前に大胆発言。財務長官は税減代替も示唆、関税継続の布石を打つ。
バーガム米内務長官は、トランプ政権の通商交渉で、中国が「世界で最もエネルギー依存度の高い国」であるという脆弱性が露呈していると述べた。
トランプ大統領は、中共のレアアース輸出規制に対抗し、中国製品に100%の追加関税と重要ソフトウェアの輸出規制を発表した。発効は11月1日の予定。