(3dMediSphere/Shutterstock)
菌で菌を制す

微生物で病原菌を制す 腸の治療に革命

クロストリジウム・ディフィシル(C. diff)は、状況によって、人体にとって危険を及ぼす敵となることもあれば、共存することもあります。

通常、C. diff は腸内に少量存在しており、腸内細菌叢のバランスによって増殖が抑えられているため、害を及ぼすことはありません。しかし、抗生物質は正常な腸内細菌を破壊し、C. diff の増殖を招き、毒素を放出して重度の腸炎を引き起こすことがあります。その結果、下痢や腹痛などの症状が現れ、時には命にかかわる大腸炎や結腸の炎症を引き起こすこともあります。

米国では毎年50万人がC. diffに感染し、そのうち約2万3900人が死亡しています。また、6人に1人は再感染しています。

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