【プレミアムレポート】イラン戦争が映す中国の影響力の限界
長年にわたり、多くの専門家は、中国がハイテク産業、海軍力、外交活動の規模などの面で、アメリカに迫る競争相手になりつつあると指摘してきた。
このパワーバランスの変化は、アメリカが従来強い影響力を持ってきた中東でも表れていた。
2年前、中国共産党(中共)はイランとサウジアラビアの国交正常化を仲介した。さらにその年、中共主導のBRICS(ブリックス)グループには、エジプト、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦という中東の4か国が新たに加盟した。
関連記事
トランプ氏は、イランがホルムズ海峡を封鎖すれば壊滅的な攻撃を加えると警告し、米国による海峡管理にも言及
米イラン交渉は現地時間の日曜日からルツェルン湖畔のビュルゲンシュトック・リゾートで行われる予定である
ホルムズ海峡やレバノン情勢を巡り緊張が続く中、ヴァンス米副大統領が延期されていたスイスでの実務者協議へ出発。ヒズボラとイスラエル軍の激しい衝突が影を落とす中、和平覚書の履行と核問題の進展を目指す
トランプ大統領はイランとの覚書締結について、軍事衝突による世界経済危機を回避するためと説明。強硬派の批判に反論し、合意は実質的な「無条件降伏」と主張した
ホワイトハウスは、実務調整の遅れからヴァンス副大統領のスイス訪問を延期すると発表した。トランプ大統領らが署名した暫定合意(MOU)に基づき、海上封鎖は解除されたものの、今後の核交渉の先行きは不透明だ